【黒子のバスケ】僕から全てを奪った君達に復讐の花束を...《2》

　第６１話 ページ17

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ｺﾝｺﾝ (扉がノックされる)



花宮「はい?何方ですか?」


橘「メイドの橘です」



花宮「入って下さい」


ｶﾞﾁｬｯ



橘「失礼します」


橘「何のご用でしょうか？」



貴方「美琴、今ここにいる人達には
美琴の事を教えようと思う」



橘「素に戻った方が...?」


貴方「うん」


橘「判ったわ」



貴方「皆には、美琴...美桜の事を教えとくね」


花宮「美桜...?」



橘「皆さん、改めまして
金野 美桜(こんの みおう)です。よろしくね」



貴方「美桜は、金野財閥の跡取り兼僕の恋人」



原「司って彼女いたの!?」


美桜「あら?もうすぐ婚約するわよ?」



花宮「司...聞いてねぇぞ」



貴方「ごめん。真」


貴方「僕も美桜がここに来るって知らなくて;;」



乃亜「...あ、あの...話、戻しませんか？」


貴方「あ、うん。そうだね」



貴方「夢咲さんには、美桜と一緒に
メイドの仕事をしてもらおうと思うんだ」


乃亜「メイドですか...?」



貴方「メイドって言っても、
やることは今までと変わらないよ」


貴方「着る服がメイド服になるだけ」



美桜「私も霧崎第一のマネージャーをするから大丈夫よ」


美桜「それにこの服を着てれば、
アッチは迂闊に手なんか出せないから」



乃亜「どうしてですか?」



美桜「司があらかじめ、
赤司さんに言ってるからよ」


乃亜「赤司君にですか...?」



美桜「あー、赤司さんは
その赤司君って子のお父様よ」


美桜「司と私の家は、赤司財閥より上だから」


美桜「赤司さんもちゃんと言ってると思うわよ」



美桜「"当主だけで無く、
使用人の人達にも失礼な事をするな"ってね」



貴方「ま、そういうこと」


貴方「夢咲さんがウチのメイド服来れば、
ウチの使用人になったって事だから
赤司から他のキセキ達に言うよ」



貴方「"手を出すな"って」



貴方「あ、それと美桜の事は美琴って呼んでね」


全-貴,美「おう/はーい/はい」


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