【黒子のバスケ】僕から全てを奪った君達に復讐の花束を...《2》

　第５３話 ページ8

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ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ (廊下を走る)

ｶﾞﾁｬｯ ﾊﾞﾝｯ (扉を開ける)



貴方「...!!」


笠松「神木」



貴方「笠松さん!!何があったんですか?(ﾎﾞｿｯ」


笠松「俺達が練習してたら、
いきなり物が倒れる音がしてきて
音が聞こえた方に行ったら(ﾎﾞｿｯ」


笠松「毒島が泣いてたんだよ(ﾎﾞｿｯ」


貴方「教えてくれてありがとうございます(ﾎﾞｿｯ」



毒島「うぇ〜ん!!痛いよぉ〜」



赤司「姫、何があった?」


毒島「乃亜(のあ)ちゃんがぁ〜」



毒島「いきなり、
"いつもキセキに媚び売ってアンタ邪魔"
って言ってきてぇ〜」


毒島「姫がぁ〜、
"そんなことしてない"って言ったらぁ〜」



毒島「姫を殴ってきたのぉ〜」



黄瀬「アンタ、最低ッスね」


乃亜「わ...私、そんなことやってませんっ!!」



緑間「姫は、お前にやられたと言っているのだよ」


乃亜「本当にやってませんっ!!」



青峰「お前の話なんか聞く必要ねぇんだよ(ﾊﾞｯ」
(青峰が乃亜を殴ろうとする)



乃亜「ｯｯ!!(ｷﾞｭｯ」(乃亜が目を瞑る)



ﾊﾞｷｯ



貴方「ｯｯ!!」(司が乃亜を庇う)



乃亜「か...神木君...?どうして...」


青峰「テメェ、邪魔すんじゃねぇよ!!」



貴方「どんな理由があろうと、
女を殴るのは良くないと思いますよ?」



貴方「大体、夢咲さんが
やった証拠はあるんですか?」



黄瀬「姫っちが、泣いてたじゃないッスか!!」


貴方「それは、証拠じゃないでしょ?」



貴方「僕は、あなた達の中に
実際に夢咲さんが毒島さんを殴るところを
見た人がいるかを聞いてるんです」



緑間「ｯｯ...それは...」



貴方「いないでしょう?」


青峰「その女が、嘘付いてるに決まってんだろ!!」



貴方「嘘を付いているかは、
本人達にしか判りませんよ?」



毒島「姫〜、本当に殴られたもん〜」


乃亜「やってませんっ!!」



宮地「この件は、明日話すことにしようぜ」


花宮「そうですね。
今日のところは、これで終わりにしましょう」



キセキ&毒「...」


乃亜「...」





貴方「夢咲さん、コッチに来てください(ﾎﾞｿｯ」


乃亜「...(ｺｸﾘ」(頷く)



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