名探偵と日常生活 ページ1
僕の1日は朝、Aに起こされるところから始まる。
体が揺れているのに気づき、目が覚める。
小鳥の囀りで目が覚めるなんて優雅な朝は僕には来ない。
『乱歩さん、おはようございます』
いつもこの、鈴の音のような透き通った声で目覚める。
嗚呼、今日も気分がいい。
「んん〜…後五分…」
Aの腰に抱きついて、ぐりぐりと頭を押し付ける。
そうするとポンポンと頭を撫でてくれるのが好きだ。
『駄目ですよ。本日から九州に出張に行かれるのですから』
「行きたくない…」
『お仕事ですから』
「だってAと一週間も離れるんだよ?嫌だもん」
『おや、誰が大人しく留守番をしていると?』
その発言にきょとんとする僕。
『私も一緒に行きます。一週間も一人でお留守番なんて寂しいですから』
「ほんと!?やったぁ!!」
がばっと起き上がって急いで着替えて準備をする。
朝ご飯はもう出来てるので、ぐいぐいとAの手を引っ張ってリビングへ向かう。
リビングに行くともう既に社長がいた。
「あ、社長おはよー!ねぇねぇAも一緒に行っていいんだよね!?」
「ああ」
腕を組んで座っていた社長は頷いた。
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こめこめコメダ(プロフ) - 小説久し振りに読んだ時に、「あれ、夢主ちゃん居ないな……ハッ、元々居ないんだっけ!?」と勝手に錯覚してました。性癖にクリティカルヒットです。ありがとうございます。 (2022年12月9日 16時) (レス) @page2 id: 3c5b67e3ca (このIDを非表示/違反報告)
mumu - とっても面白くて大好きです!これからも更新楽しみにしています! (2017年9月3日 16時) (レス) id: c0a4f66fcd (このIDを非表示/違反報告)
4もぎもち(プロフ) - 社長の反応にツボった(笑) 続き楽しみにしてます!更新がんばって下さい! (2017年9月3日 16時) (レス) id: ebd1664205 (このIDを非表示/違反報告)
猫モフモフしたい - 小説読みましたッ!乱歩さん可愛すぎて昇天しそうです…!これからも頑張って下さいッ! (2017年7月17日 16時) (レス) id: 51f291162a (このIDを非表示/違反報告)
バイパー(プロフ) - 乱歩さん!!!!!!可愛すぎる!!!!これからも頑張ってください (2017年7月7日 22時) (レス) id: 9e0fe0a3ea (このIDを非表示/違反報告)
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