転校生ちゃんの秘密っ！2【あんスタ】

貴方side ページ23

予鈴が鳴ってから早数分。




私は夏目くんと教室に向かっていた。



え？別に強制的に連れていってるわけじゃないですよ？((




走りながらスマホを見ると、時間はすでに本鈴2分前。




『やばっ！！夏目くん、急がないと！！！』




「僕は別に行きたくないんだけド……」



『授業は出た方がいいって言ったの夏目くんでしょ！！』





そう言うと夏目くんは、しぶしぶ着いてくる。




……私の都合上困るだけとか絶対言わない((








そんなこんなで走ってるうちに、前方に教室が見えた。





『早く入ろう！！』




と、私が言いかけた時だった。




2-Aの教室前で夏目くんは止まった。





『ちょ、どうしたの？』



もう数秒で本鈴鳴っちゃうよ！？











「いや、僕2-Aだヨ」




『は？？？？(((』





え、貴様ここまで着いてきて何を今更(((





『…………お得意の魔法でなんとかできないの？？』



「君は馬鹿なノ？？？」





………………






「じゃあ僕はもう行くヨ」




じゃあネ、といって、あっさりと2-Aの教室に入っていく。





ゆ、唯一の希望が途絶えた……！！！！！













キーンコーンカーンコーン…………






教室前に佇む私の頭に、本鈴の音が響き渡った。











もうやけくそになってとりあえず教室のドア(前の方)を勢いよく開き



『学校に来る途中異世界のゲートに飲み込まれそうになって遅れました！！！！！！！！！！！！！！』



と言って席に付いた。











授業中は何もせずにただ眠った。














とりあえず死 にたい。

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