転校生ちゃんの秘密っ！2【あんスタ】

貴方side ページ18

『うぅぅ……ん………………』




目を開けると、私はリビングのソファに横になっていた。



そういやあの後、部屋に戻るのが気まずくてとりあえずソファで寝っ転がってたんだった。

そのまま寝ちゃったのね……




『……あれ？』



ふと、自分の体に毛布が掛かっているのに気付いた。



『おかしいな…私自分で掛けてない…………』




と、テーブルからひらりと紙切れが落ちた。




『なんだこれ』




"Aへ
もう朝になっちゃうので家に帰ります！一人でやってるゲームはめっちゃつまんなかったぞ(´・ω・｀)
今度はちゃんと朝まで付き合ってもらうからね！！！
p.s:ソファで寝てたら風邪ひくぞー！！
まふまふより"





『……ふふっ』




なんだか、勝手に拗ねてる自分が馬鹿らしくなり、毛布に顔を埋めた。





『……あー………………』






ほのかに、まふの匂いがした気がした。






＊ ＊ ＊ ＊




と、感傷に浸ってるのも束の間。




『…………あ。』




私は現実に引き戻されるのであった。





『………………』



真顔で時計を見る。




7:42





『………………(ゴシゴシ)』





7:42




『……………………………………-(^q^)-ﾊｧﾝ!!』






＿人人人人人人人人人＿
＞ 何度見ても7:42 ＜
￣Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y￣






『ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞまたやっちまったｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ』





なんなの学習能力無いの？？
馬鹿なの私？？？
まふ並に馬鹿なの？？？？(失礼)



『とっ、とりあえず着替えなきゃ……』




ちくしょう、ご飯食べてる暇もお弁当作る暇もない……


今から走れば間に合わないことはない。

でもはっきり言って間に合いたくない。

てか行きたくない。

てか家から出たくない。




………引きこもりたい！！！！！！！！！！((くそ





なんて茶番をやってる間にも刻々と時間は進んでいく。



はぁ…………昨日の自分が放棄した面倒事が帰ってきたんだな、ご愁傷さまです私(白目)




さてと、早く家出なきゃな……



鉛いくつも吊り下げたレベルで重い足を引きずり、私は家を出たのだった。

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