短編集＆ネタ帳 (ページ13)

今日:5 hit、昨日:8 hit、合計:13,332 hit

黒の異端者＊番外編＊ページ13

何とかアリスを説得し、勝ったらメイド服を逃れることになった＿＿＿＿＿＿＿＿けど
「･･･１」
「２」
「･･･３」
「４」
「･･･ダウト」

アリスは目を細めてダウト宣言をした
俺は仕方なくカードをめくる

そのカードは４ではなく、６
アリスはカードを俺の近くに置く

そのカードの中身は＿＿＿＿＿＿＿Ｊ、２、３のカード達
せめて最初ぐらいは嘘をつかないでもいいじゃないか･･･!!

そうして、ゲームが続くこと５分

今の状況は
【アリス：１５枚俺：２６枚場：１２枚】
となっている

「･･･Ｋ」

アリスは少し考える仕草をして、カードを伏せながら場のところへやる
たぶん、Ｋじゃない。よし、ここで

「アリス！ダ＿＿＿＿＿＿＿＿」
「･･････シャルナークは、＿＿＿＿＿＿＿＿旅団の中で一番女が好きな団員である」
「ウッ!!?」
ダウト宣言をしようとしたら、アリスに真顔でそんな事を言われた
思わず、言葉を詰まらせてしまう

「･･･次、シャルの番」
「え？あ、はい。１」
って、しまった!!
アリスの作戦(？)に引っかかってしまったじゃないか!!

「じゃなくて、アリス」
「･･･シャル、メイド服がそんなに嫌なら＿＿＿＿＿＿＿＿ゴスロリでも良い」
と、どこか嬉しそうに言うアリス

「ダウト!!その発言ダウト!!!」
まずい、ここで負けたら色々ヤバイ気がする!!!!

「･･･ゴスロリでも嫌なら、猫耳メイド服にする。･･･２」
「戻った！って言うか、ゴスロリとメイド服だけって、そんなに限られた選択肢しかないの!!!?ああもうっ」

こうして、何とか俺は(偶然)アリスに勝てたんだけど

「･･･んっ･･･」
ダウトが終わった途端、アリスは眠り出した
今は俺の肩を貸していて、毛布を掛けている

可愛いけど＿＿＿＿＿＿

「･･･」
色々ヤバイ
理性とか、理性とか、理性とか、俺の心拍数とかが

「･･･シャル･･･だい、しゅき･･･」
「･･･っ！」
うわああああああ!!!!!くっそ可愛い!!!!寝言で俺の名前呼ぶとか反則だろおお!!!!!

俺がアリスの可愛さに悶えていると、アリスがもぞもぞと動き出した
多分、起きたんだろう

俺の予想通り、アリスは目を擦って小さく欠伸をしていた

「おはよう、アリス」
「うん･･･。おはよう、シャル」

なんて、少し微笑むのだから俺は我慢できずにアリスの口にキスを落とした

アリスがその時に頬を茹でだこの様に赤くしたのは秘密