嵐の前のなんとやら ページ8
こうして、私はこの訳のわからない状況の中、住処と働き場をゲットした
「そういえば、お店の方大丈夫でしょうか…?皆さんここに集まっていただいてるようですが…」
ポ「は!大変だ!お店が開く時間になっちゃう!」
八「早く準備しないと…!」
そう言い、京子さん以外の皆が慌てて休憩室から出て行った
「あの、すみません、私のせいで時間を押してしまって…何か手伝える事はありませんか?」
京「ああ、気にするな。でもそうだな…ここにずっといるってのも何だ、お前、何が出来る?」
まるで会社の面接のようだと思いつつも答えた
「えと、レストランでバイトをした事があるので、多分大体は大丈夫かと…」
京「そうか…よし、後は八千代に聞いてくれ。私は分からんから」
「え!?あ、はい…」
言われた通り、私は八千代さんの元に行った
というか、京子さん、店長…だよね?
「あの、八千代さん!私、何か手伝えませんか?一応経験はあるので、何か出来ないかと思いまして…」
八「あら、Aちゃん、ありがとう〜 そうねぇ、フロアの方は割と人は間に合ってるから、厨房のお手伝いお願いできるかしら?あそこの角を曲がった所に倉庫があって、その中の段ボールを持ってきて欲しいの」
「分かりました!」
八「一番手前の段ボール、よろしくね もう少ししたら相馬くんや佐藤くん達がくるから、厨房の事聞いてちょうだい」
「はい!」
八千代さんの優しい笑顔に癒されつつ、私は言われた倉庫へと向かった
厨房の人、”相馬さん”と”佐藤さん”か、どんな人だろう…
この時の私は、まだ新学期のような少しの期待と不安を胸にひめていた
終わり ログインすれば
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←6.住めば都と言うけれど。
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T.R - 更新頑張ってください! (2015年10月30日 21時) (レス) id: 78af19d42e (このIDを非表示/違反報告)
相馬さん大好き - おもしろかったです! (2015年10月3日 18時) (レス) id: 78af19d42e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琴座 | 作成日時:2015年8月19日 1時