#81 ページ35
Aのスタンドが喋ったという情報を花京院から聞いた承太郎は、それがなんだとでも言いたげにしながらも、ちゃっかりAにメッセージを送っていた。
成長が気になると共に、ジョースターの脅威になるかどうかも考えたが、徐倫に即刻却下された。
「なに言ってんのよ！Aがそんなんになるわけが無いわ！むしろ平和の象徴よあの子」
と言われてしまった。
女が言うのだからきっとそうなんだろう。女の勘はよく当たると言うし。
ともかく、Aが以前よりも成長しスタンドの扱いが上手になってきた。と考えれば非常に喜ばしい事である。
このご時世で戦うなんてことは滅多にないと思うが、A自身の助けになれば、それも一つのスタンドの在り方なのかもしれない。
……と、承太郎が真剣に考えている頃、荒木荘では、
「おいカーズ、そこは俺の特等席なんだが」
「いつ決まったんだそれは。初耳だぞ」
「とにかく、そこ俺の席なんだ。どけよ」
「貴様……人にものを頼む態度を間違えているぞ？私直々に躾直してやろうか」
またカーズとディエゴがしょうもない言い争いをしていた。
見慣れた光景に、誰も何も口出しをしない状況である。争い自体はびっくりするぐらい幼稚なのがまたおもしろい。
しかしこのまま放っておくと、近隣住民に迷惑を掛けかねない事態に発展してしまうため、Aは二人を止めに入った。
「ちょっとおふたりさん、喧嘩はそこまでにしてもらっていいかな」
止めようと二人の間に入るも、なぜかディエゴに腕を引かれて肩を抱かれる。
なんだかこういうのに慣れてきてしまったAは、ディエゴの腕を避けて仕切り直そうとするが、結局肩をがっしりと掴まれて自然とディエゴの方に引き寄せられる。
「なんでこうなる？喧嘩止めに来たんだけども」
「部外者だろうが。入るな」
「えぇ……あんたらご近所迷惑とか考えたことないわけ？」
「全く、周りのことも考えて生活せねばならんのが人間の面倒なところだ」
小言を言われまくったが、なんとかその場は収まった。似たような流れが日常化している今、Aもなにも感じない域に達している。
慣れは怖いと再認識した瞬間だった。
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幽子(プロフ) - おさばさん» おさばさんコメントありがとうございます！こんな長々と締りのない作品を最後まで見てくださったこと感謝致します！！！！機会がありましたら別作品も読んでみてくださいね(⌒▽⌒) (2020年12月6日 21時) (
レス) id: c4f9052a2a (このIDを非表示/違反報告)
おさば - 執筆お疲れさまですm(_ _)m 楽しく読ませていただきました！出会えて良かったです！ (2020年11月30日 19時) (レス) id: 1de1f7238a (このIDを非表示/違反報告)
幽子(プロフ) - レーナさん» あぁぁぁああお久しぶりですレーナさんん！！これが処女作なんで次回作出来たらぜひ、、いつ出るかはわかりませんがwしかし長い長い更新を待ってくださってありがとうございました(土下座)次も多分こんな感じだと思うので(学習しない)、今後ともよろしくです（^ω^） (2020年4月13日 18時) (レス) id: c4f9052a2a (このIDを非表示/違反報告)
レーナ - 遅くなったァァァァァァすんませんしたァァ（リアル土下座）作品終わりましたね！これを機に他の幽子さんの作品みます(｡ ・`ω・´) ｷﾗﾝ☆（いやこの作品見た時から見ろ）あっちこっちコメントしたら迷惑になるでしょうが（あーそうか一気にコメするの迷惑かもね） (2020年4月12日 18時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
幽子(プロフ) - もっちさん» わー！もっちさぁん!!!!こちらこそ感謝です!!!!作品どころか私自身の事も応援して頂いて、、嬉しい限りです。次の作品は一応考えてはいるので、もう少し具体的になったら出そうと思ってますので少々お待ちくださいませ！！ (2020年4月11日 17時) (レス) id: c4f9052a2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幽子
作成日時：2018年10月20日 9時
