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10話 ページ11

sideA

私には苦手な人が沢山居る。

その1人、

羽風薫さん。

薫「Aちゃん、どれがいい?取ってあげるよ。」

ひぇ。

A『わ、悪いですから…』

薫「遠慮しなくていいんだよー。」

ゲームセンターという未知の世界に入ったところ、

知り合いがわんさか居て死にそうです。

宗「羽風!Aから離れてもらおうか!」

あっ!

宗様〜!

とてとてと宗様にお近づきになる。

薫「え〜。Aちゃん可愛い〜♡」

ひぇ。

宗様の後ろに隠れる。

みか「なあなぁ、Aちゃん!コレ見てや〜!お師さんが取ってくれたんよ〜!」

良いなぁ……

A『羨ましいですね…』

バッと私を見る為に振り返る宗様。



みか「ええやろ〜!」

A『はい〜。』

嬉しそうで何より。

宗「A、何が欲しい?」

へ?

A『?』

宗(そんな愛らしい顔で小首を傾げるなんて可愛いんだ!)

宗「影片、自慢するのを止めないとAが嫌ってしまうよ。」

みか「えぇ!!?」

しませんけど……(´・ω・`)

みか「嫌や〜…!嫌わんとって〜!」

抱きつかれた。

A『わ、私がみかさんを嫌いになることないですよ〜。』

みか「グスン……ほんまぁ?」

A『大丈夫ですよ〜。』

ハンカチでみかさんの涙を拭く。

薫「なんでAちゃんはValkyrieには普通に話せるんだろうね。」

宗「愚問なのだよ。Aと影片は僕の人形だからね。」

A『Valkyrieだ、だけじゃないですもん。な、Knightsだって話せるし……』

薫「せなっちでしょー。知ってる。」

せ、せなっち?

A『い、いずにぃだけじゃないもん!なると凛月とレオだって話せるもん!』

薫「斎宮くん。」

宗「なんだね。」

薫「Aちゃん、ちょうだい。」

宗「嫌だねッッ!」

私も嫌。

みか「あれ?Knightsって他にも居ったよね?」

A『うぐ…つ、司くんはまだ……』

泉「何してるの、アンタ達。」

あっ。

A『いずにぃも来てたんだ〜。』

小走りで駆け寄る。

泉「クソオカマに引っ張られてね。かおくんと斎宮は何してるの?」

なるも来てるんだ〜。

薫「せなっち。Aちゃんをちょうだいって話してたとこ。」

宗「断ってるだろ!」

泉「断るも何も俺がその話聞いて許すわけなくなぁい?」

ややこしくなっちゃった。

みか「なあなぁ、Aちゃん。あっちに可愛いぬいぐるみあったんよ。取り行こう?」

A『はい!』

置いておこ。あの人達。

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作者名:ペテン師 | 作成日時:2020年10月13日 21時

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