【なむあみだ仏っ！蓮台―utena―】うちの堂守さんは。

7話 ページ8

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ふー…下りは終わった！

A『頑張るぞぉ…』

普賢菩薩｢……｣

あ、居た。

修行中だから静か。

そーっと…邪魔しないように…

釈迦如来｢おや。堂守が来るなんて珍しいね。｣

ぴゃう！？

A『御使いなのだ！』

気配で気づいたのかな…？

釈迦如来｢ご苦労さま。｣

頭撫でられた。

阿閦如来から預かった箱をお釈迦様にあげる。

釈迦如来｢大丈夫？怪我とかしてなかった？｣

？？

A『全然！へっちゃら!!』

釈迦如来｢そ。良かった。｣

ぐぅぅぅ……

お腹空いた…

釈迦如来｢先に戻っておやつ食べてて。｣

はーい。

釈迦如来(阿閦如来が時間稼ぎしたから敵とも遭遇してないみたい…)

おやつなんだろ。

A『お腹空いた…』

もう歩けないよぉ…

普賢菩薩｢情けねーなー…｣

無理ぃ……

伊舎那天｢おやおや。こんな所で貴女に会えるとは。｣

A『お腹空いたぁ…』

伊舎那天｢おやおや。大変ですネ。｣

流された！

木に寄りかかって座る。

普賢菩薩｢もう少しだから頑張れ！な？｣

A『無理ぃ……』

伊舎那天｢困りましたネェ…｣

困ってなさそうだけど。

A『お腹空いて眠くなってきた。』

普賢菩薩｢お前の体どうなってんだ!!｣

知らん。

A『ｽｩｰ……ｽｩｰ……』

普賢菩薩｢よっと…もう少しで着くのに。｣

伊舎那天｢予備のおやつを持つべきでしたね。｣


阿閦如来｢おかえり！…って寝ちゃったの？｣

普賢菩薩｢最後の最後で力尽きたみたいだ…｣

阿閦如来｢やっぱりお目付け役居て正解ね。｣

釈迦如来｢あれ。さっきまであんなに元気だったのに、もう寝ちゃったのかい？｣

普賢菩薩｢はい。最後の最後でお腹空いたとゴネてそのまま寝てしまいました。｣


ん？なんか賑やか……

阿閦如来｢あ、起きた。｣

ニコニコしてる……？

阿閦如来｢御使い頑張ってくれたから、おやつにしよ。｣

わぁーい！

A『おやつ！』

普賢菩薩｢現金なヤツ。｣

なにおう！

地蔵菩薩｢ほれ。手洗え。｣

はーい。

A『お腹空いた〜!!』

普賢菩薩｢メガネ。堂守は菓子が御所望のようだ。｣

文殊菩薩｢なに！？｣

手を洗って、うがいしてきた。

文殊菩薩｢堂守、菓子というのはそもそも……｣

なんか始まった。

ｸﾞｳｩｩｩ……

A『……』

普賢菩薩｢あーあ。堂守に菓子やらねーから。｣

文殊菩薩｢食べ過ぎは良くないぞ。適量しか俺は渡さないぞ。｣

今日のおやつは三色団子でした。

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