上杉和典の恋 (ページ6)

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告白ページ6

深呼吸を１回。

すぅーはぁー…

よし、いける！

「彩、話がある。聞いてくれるか」

「…？いいよー」

「俺さ、ずっと前からお前のことばっか考えてんだ。お前の事しか考えられない日もあった。でもお前は、鈍すぎて俺の気持ちに気づいてないと思うから、気づかせてやる。彩、お前が、お前のことが、好きだ。」

ここまで、一気に彩にぶつけた。

ちらっと彩を見ると、硬直している。

そりゃそうだよな。いきなりだもんな。

俺だってそうなるわ。

すると、彩が口を開いた。

「え、と、私、確かに上杉君の気持ち気づいてなかったけど、だけど、今気づかせてもらって、一瞬考えたよ。あの、私も、好きだよ。上杉君のこと。私も上杉君のことずっと考えてて、だけどそれが恋だなんて知らなくて。今気づいた。だから、改めて、上杉君が、好きです。」

やばい。これはやばい。泣きそうだ。

だって、嬉しすぎる。しかも可愛すぎる。

「じゃあ、付き合ってくれるか？」

「はい、喜んで。よろしくお願いします、上杉君。」

俺、このまま死んでいいかも。

それくらい、幸せだ。