僕の中に俺はいる ページ5
紫音side
『紫音まだ引きこもってるのか？』
………―――――には関係ない
『は？関係ないわけないだろ？こっちは誰かさんのせいで暇で暇でしょうがねぇんだよ』
うるさいなぁ………――――は本当に落ち着きないんだから………だからいつも先生に怒られてただろ？
『それとこれは関係ねぇよ！そんなことより』
そんなことより？
『覚えてるか？』
なにが？
『―――――――――――――――』
……………何言ってるんだよねぇ………
??「………さん」
誰…………？
悠希「紫音さん！そろそろ収録始まりますよ？」
真太「あれ、紫音さん俺には寝るなって言ってるのに自分は寝てるじゃないですか…」
「………たまたまだから」
また同じ夢だ……今回はちょっと違ったような…
??「あら、紫音ちゃん起きた？」
??「良かった……最近疲れてたんですかね？紫音さん」
「すみません…琉羅さん、陽翠さん」
琉羅「いいのよ〜♪気にしないで」
陽翠「最近は忙しいですからね…にしても、この5人が揃うの結構久しぶりではないですか？」
真太「そう言えばそうですよね、悠希に会うのがすごい久しぶり、いつも悠希外した4人でしたしねぇ」
悠希「………絶対有名になって真太さんを見返してやる………」
「悠希は頑張ってるから大丈夫だよ」
今回は新作の乙女ゲームの収録だ
元からプロジェクトでドラマCDで人気が出ていた。
「僕…この役ちよっと苦手で……俺様系って難しいんですよね…」
陽翠「その割には楽しそうにやってますけどねぇ」
悠希「私は今回も女装男子の役ですね…うーんもっといろんな役やってみたいなぁ」
真太「悠希には無理だって、だって悠希自身が女装男子だし」
悠希「好きでやってませんから！」
みんなが楽しそうに話しているのを微笑ましく見ている時
『俺様系ね………変わってやろうか？紫音』
「…………ｯ！」
陽翠「どうかしましたか？」
「…………………」
琉羅「紫音ちゃん？大丈夫？」
「………………あ？」
琉羅「紫音………ちゃん？」
なんだよ………変な目で『俺』を見やがって…
悠希「…………紫音さん…いえ、」
真太「おはようございます…『紅音』さん」
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作者名：優沙 | 作成日時：2018年11月4日 17時
