魔剣は引き籠もる (ページ9)

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矢「それでは今度は互いに自己紹介でもしますか」

『「えっ」』

数秒前の雰囲気が急に無くなり、言い出したことに矢戸橋以外から間抜けな声が出る

矢「資料で色々知るのも良いと思いますがやはり交流も大事だと個人的に思うんですよ。この人の事ですからどうせこの後同じ機会はなかなか訪れないと思うので」

そう言いつつ風凪に含みのある微笑みを向ける

反対に風凪は顔を向けないものの、ジト目である

鵲は今から始まる事にひたすら苦笑いしか浮かんでこなかった

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鵲「じゃあ俺から‥‥この本丸の主で審神者名は鵲で、好きな物は林檎と梨、苦手な物は雷だ！よろしくな！」

加「俺は初期刀の加州清光だよ。よろしく」

薬「薬研藤四郎だ」

『‥‥‥‥さっきも言ったが、風凪だ。世話になる』

加「いつの時代に打たれたの？」

『分からん』

薬「刀派は？」

『無い』

鵲「好きな食べ物は！？」

『‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥苦い物』

鵲「嫌いなもn『審神者』‥‥デスヨネー」

加「これ最後の質問！趣味は？」

『それだけは教えん』

矢「教えてあげても良いと思いますよ、減るものでもありませんし」

『黙っててくれ』

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鵲は他にも質問したかったようだが、清光が切り上げたことにより終了となった

丁度矢戸橋が政府に戻る時間になっていた

矢「それでは後のことはよろしくお願いします」

鵲「はい！たまに遊びに来て下さい！」

矢「ええ、喜んで」

ゲートを潜って帰って行く

風凪は離れたがかったのか、矢戸橋にひっついていたが今は黙りである

だが中に戻る瞬間に小声で何か呟いた

『‥‥‥やっぱり無理』(ボソッ)

鵲「ん？」

その瞬間、風凪はマッハで本丸内に走って行った

残像が残るくらいで

鵲「え？！どこ行くんだよーーーー！」

加「ちょっ、主ーー？！！」

薬「大将待ってくれ！！」

一瞬で見失ったため急いで本丸内を探し回る

すると一番日の光が当たらない廊下の突き当たりに木製のドアがあった

以前本丸内を散策していたため、直ぐに変化に気づくとこができた

しかもドアの向こう側から強力な神力を感じられるため此所にいると分かった

鵲「おーい！急にどうしたー！」

叩いてみるが反応なしだ

と、思っていると下の隙間から紙が出てきた