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「よし…」




日和さんもいなくなったので、私は着替えようとした。


ワンピースに手をつけた時、丁度呼び鈴がなった。


お客さんかな?



__!?な…こ……に………!?


__ど……な……しょ!


__ちょ………じゅ…くん…!そっ……は!




騒がしいな。


そう思った時だった。



ガチャ



この部屋の扉が開いた。




「「え?」」




扉を開けた人と目が合う。


しばしの沈黙。


開けた人は鋭い黄色い瞳で、青っぽい髪の色の少々強面な男の子だった。


二人とも驚きすぎて固まっている。


ふと我に返る。


私、今どんな恰好してる?


恐る恐る見れば下着姿で身体を隠すのはワンピースだけ………



次の瞬間、私の悲鳴がこの家中に響き渡った。



すると男の子も我に返ったのか、慌てて部屋から出た。


ドタバタと階段を上る音がして、日和さんの呆れた声が聞こえた。




「あちゃー……間に合わなかったね……」




* * *





「本当にすんません!!」




さっきの男の子は漣さんというらしく、現在絶賛土下座中だ。




「え、えっと…謝らないでください!私もお見苦しいものを……」


「いやでも今回はあきらかにオレのせいっすから……」




私達は1歩も譲らなかった。


日和さんが「君達変なところで頑固だね…」と呆れていたが、そんな言葉は私達の耳に掠れたくらいだった。




「取り敢えず!ジュンくんはどうしてここにいるんだね?」




すると漣さんはハッとして日和さんに話し始めた。




「はぁ?あんたの印鑑に決まってんでしょ。今日までの資料のくせにオレにいきなり押し付けて……」




印鑑?資料?


何のことだかさっぱり分からない私に日和さんが教えてくれる。




「ぼく達は玲明学園の生徒なんだね。それで英智くんのお誘いで”サマーライブ”?という夢ノ咲のユニットとの合同ライブをすることになったね!確か…とりっくなんちゃらと」


「詳しいことはオレらもまだ聞いてないんすけどね」




玲明学園……近頃急成長している新設校だ。


え、ていうか……




「夢ノ咲!?」




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きさら(プロフ) - 河田結奈さん» ありがとうございます!GWの宿題終わらせましたよ!ご希望にお答えして更新してきます!(ちょろい) (2018年5月7日 18時) (レス) id: bfa2e53ce4 (このIDを非表示/違反報告)
河田結奈(プロフ) - 相変わらず面白いです!更新待ってますね。宿題頑張ってください。あたしもやらないと、、、(泣) (2018年5月5日 22時) (レス) id: 7637638998 (このIDを非表示/違反報告)
きさら(プロフ) - むーんさん» コメントありがとうございます!やっぱりこの時期はイベントが盛りだくさんですよね……更新頻度は減りますが待っていてくれるというコメントは本当に有難いです。 (2018年5月5日 11時) (レス) id: bfa2e53ce4 (このIDを非表示/違反報告)
むーん - 私も音楽系の部活をやってます!確かにこの時期はめちゃくちゃ忙しいですよね…。ゆっくり更新でも大丈夫です!いつまでも待てますから! (2018年5月4日 6時) (レス) id: a7bd376b17 (このIDを非表示/違反報告)
きさら(プロフ) - 妖夢さん» ありがとうございます!レス遅くてすみません!占ツクに浮上できる時間が全然なくて……学生同士頑張りましょう! (2018年5月3日 11時) (レス) id: bfa2e53ce4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きさら | 作成日時:2018年3月31日 13時

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