メガネをかけたら【あんスタ】

おかしい19 ページ21

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「ちぇすとー！」


「やめろ神崎！落ち着け！」




これはいったいどういうことだろうか


目の前では神崎くんが刀を振り回していて、それを蓮巳先輩が必死に止めている


これを一言で言えば………そう、カオスだ


頼みの鬼龍さんは現在不在


どうやって乗り切ればいいのだろうか


こうなったのは遡ること数分前



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「失礼しまーす！」




放課後


私は言われた通り紅月のレッスン室に来ていた




「秋風殿。今日はよろしく頼む」




神崎くんが礼儀正しくお辞儀する




「うん、紅月のプロデュースは久しぶりだしね」


「あれ？鬼龍さんは？」




レッスン室のどこを見ても鬼龍さんの姿が見当たらない


どこに行ったのだろうか




「ああ、鬼龍なら手芸部の手伝いで少し遅れてくるらしい」




なるほど


そう言えばもうすぐライブもあるし、衣装づくりに忙しいのだろう


私もたまに手伝っているけどまだまだ鬼龍さんのほうが手際がいい


女子辞めたくなる


そしてプロデュースを始めようとした時


物陰でカサカサと音がなる


そう………いたんだ


あれが


Gが


それにいち早く気づいた神崎くんが刀を引き抜き冒頭に至る


未だに神崎くんは刀を振り回している


てかGもういないし


さすがのGも身の危険を感じたのか


とりあえず神崎くんを止めよう




「神崎くん！もういないよ？」




すると神崎くんはハッとして刀の仕舞う




「我一生の恥！切腹を！」


「「ちょっとまて！」」




まってまって


そのくらいで切腹なの？


え、今までどれだけ切腹しようとしたんだ


色々ツッコミたいところがあったが 口を瞑る


ちらっと2人を見ると神崎くんの刀を蓮巳先輩が慌てて止めていた


鬼龍さん助けて


結局これは鬼龍がくるまで続き、全然プロデュースにならなかった


鬼龍さん尊敬します




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