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第十三話 ページ14

なかなか緊張して入れない、でも言うんだ!絶対に!
私は病室の中に入った

梓「A、いらっしゃい」

貴「あず兄、元気?」

梓「うん、A?今日は来ないじゃ?」

貴「私、あず兄に伝えたいことが……」

梓「なに?」

言うんだ!私!!

貴「梓って兄妹同士の恋愛ってどう思う?」

私はそれを言いたかったんじゃない……

梓「兄妹同士の恋愛……?いいと思うよ」

良かった……これで言いやすくなる

貴「私、兄弟の中に好きな人がいるの……」

梓「えっ……そうなんだ……いるんだ」

あれ?梓の様子がおかしい

貴「どうしたの?あず兄……えっ!」

いきなり引き寄せられた
梓、どうしたの?!

梓「誰が……好きなの?椿さん?棗さん?」

貴「違うよ……いきなりどうしたの?」

梓……本当にどうしたの?
いつも梓じゃない

梓「違うなら一体誰……なの?いや、誰とか関係ない!」

貴「あず兄……?」

梓「君を……誰にも渡さない!」

そういうと梓は私にキスをした
何度も何度も、そして唇が離れた

貴「あず兄……」

梓「あっ……僕は一体……ごめん……」

貴「あず兄、落ち着いて」

梓「う、うん……わかった」

梓は少し落ち着きを取り戻した

梓「A……さっきはごめん!」

貴「大丈夫、どうしたの?あず兄」

梓「焦ったんだ……Aがとられてしまうって
僕は君のことが好きだから」

貴「えっ……」

梓「どうしてこんな気持ちになったのかは分からない、けど会うたびに君への気持ちが溢れてきた、ずっと前から好きだったみたいに……」

貴「あず兄……」

記憶を失っても、心のどこかで私のことを想っててくれてるんだ
だから、梓は……

貴 「梓」

私は梓を久しぶりに名前で呼んだ
梓は驚いていた

貴「梓が記憶を失う前、私たちは婚約者だったの」

梓「えっ……」

貴「梓、私を選んでくれてありがとう」

梓「A……」

梓は私を抱き寄せた
そして強く、私を抱きしめてくれた
久しぶりの温もりだった

梓「僕は記憶を失っても君を選んだ、それだけ君のことが特別なんだね」

貴「梓……」

梓「A、これからも僕は君だけを愛するよ」

貴「梓……私もこれからもあなただけを愛してます、私も愛してる」

梓、これからもずっと一緒だよ
どんなことがあっても、私も梓の元へ帰るから

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設定タグ:ブラコン&名探偵コナン , 朝日奈梓   
作品ジャンル:ミステリー
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梓歩(プロフ) - あっー!見忘れたー!! (2016年10月13日 21時) (レス) id: 771c8aa6ca (このIDを非表示/違反報告)
恋華(プロフ) - 梓歩さん» あ、昨日見れた? (2016年10月13日 16時) (レス) id: 2d214bb058 (このIDを非表示/違反報告)
梓歩(プロフ) - OK~! (2016年10月10日 20時) (レス) id: 771c8aa6ca (このIDを非表示/違反報告)
恋華(プロフ) - 梓歩さん» そうなんだ〜!凄く面白いからおすすめだよ!ちなみに時間は水曜日の深夜1時05分から! (2016年10月10日 19時) (レス) id: 4f5fab3601 (このIDを非表示/違反報告)
梓歩(プロフ) - まだ見てないんだよね~ (2016年10月10日 19時) (レス) id: 771c8aa6ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梓歩 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fcdc3c39784/  
作成日時:2016年3月22日 0時

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