絵麻の姉は僕っ子で梓の彼女《BROTHERS CONFLICT》

第十六衝突 ページ24

そろそろ梓たちが帰ってくる時間になってきた
僕と絵麻もバースデーケーキを作り終わっていた

？「たっだいま〜☆」

？「ただいま」

おお？この声の主等は……

貴「おかえり、梓、椿」

僕の愛しの彼氏と椿ではないか！
あれ？椿の奴……きょとんとしてる？

椿「君……誰？」

やっぱりそれですか……悲しいな
せっかく琉生がセットしてくれたのに……
すると突然名前が呼ばれた

梓「A……」

貴「えっ？梓、僕のことわかるのか？」

梓「わかるよ、Aは僕の彼女なんだから」

貴「梓……！やっぱりわかってくれるんだな！」

僕は嬉しさのあまり抱き付いてしまった
だって僕だってわかってくれたのは梓だけなんだよ〜！
さっきだって、雅兄とか弥とかかな兄でさえわからなかったんだよ！

梓「A……ちょっと限界……」

貴「ごめん！つい嬉しくて……」

梓の顔はなぜか赤かった
なんでかは僕にはわからなかった

梓「A……とてもきれいだよ」

貴「ありがとな……梓」

僕は梓が彼氏で幸せだ
僕はそう思った

梓side

マンションに帰って、ダイニングに行くとAがきれいになっていた

椿にはわからなかったらしいけど僕にはわかった
僕はきれいになったAを見て、僕の彼女は綺麗なんだなって改めて思った

同時に不安に襲われた
こんなにき綺麗なんだ、誰かが好きになってもおかしくない

Aは僕がそんなこと思ってるなんて知らないだろう

第十七衝突←一部変更→←もしも侑介と風斗が入れ替わったら……？　紫朔さん＆歌兄弟神さんのリクエスト

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