第5話 ページ7
椿「あのさ……俺、お前に伝えたいことが……あるんだ……」
梓「えっ?なに?」
椿と梓だ
椿の重要な話ってなんだろう?
椿「俺たちって、ずっと一緒だったよな?」
梓「そうだね」
椿「でも、最近お前といるとなんか……心臓がバクバクするんだ……」
あれ?これ前にも聞いたことが……あっ!
思い出した、梓が椿と浮気してるって誤解したときあった
確かそのときもリビングでやってたよね……
またあの台本練習してるんだ
椿「それにお前が他の奴と仲良くしてるとイライラしちゃって……」
梓「えっ……」
椿「俺、お前のことが好きだ!」
そうそう、ここで誤解したんだよね
2人が声優だってことは知ってたけど、リビングでやるとは思ってなかったんだよね……
あれ?確か絵麻って2人が声優だって知らないよね……
てことは……
私は絵麻の方を見た
ジュ「おい……これはまずくないか……」
絵「あの2人兄弟だよね……」
貴「あの……絵麻とジュリ?あれは……」
駄目だ……完全に私の声、耳に入ってない……
昴「どうしたんだ?」
貴「昴くん……絵麻、なんか誤解しちゃったらしくて……」
昴「誤解?」
貴「あの2人のこと……」
私はリビングの方を指差した
昴「そういうことか」
貴「うん、誤解を解こうにも絵麻の耳に声届かないし……」
椿「あれ?どうしたの?」
なんでこんな時に来るの!?
梓「絵麻、具合はどう?」
絵「あっ……いや……」
梓「まだ調子が悪いの?」
絵「体調は大丈夫です……」
椿「でも顔赤いけど?」
そこつっこむな!椿
絵「そっそれは……」
ジュ「ちぃ、いっそ言ってしまえ、らちがあかんぞ」
絵「あっあの!梓さんはAお姉ちゃんと付き合っているんですよね?」
梓「そうだけど……」
絵「じっ実はさっきの会話を聞いてしまって……」
貴「絵麻、だからそれは……」
椿「会話……なるほどね〜」
椿の顔がにやけてる……ってことは……
椿「さっきの会話、聞かれちゃったか……」
やっぱり……
椿「実は……俺az梓「実は仕事の練習をしてたんだ」梓〜!言うなよ〜!」
梓、nice!
絵「練習……?」
昴「この2人声優なんだ」
絵「せいゆう……?」
貴「アニメや洋画の吹き替えをしてる仕事のこと、で、2人は読み合わせをしてたわけ」
絵「そうなんだ……」
なんとか誤解解けた〜
貴「誤解も解けたし、昴もあがったしお風呂行こうか」
絵「うん!」
私たちは大浴場に行った
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