第29話 ページ34
私はジュリと絵麻の元へ行った
絵麻はすごく悩んでいる顔をしていた
多分……あのことだろう
貴「絵麻……」
絵「Aお姉ちゃん……実は私……要さんに」
貴「ジュリから聞いた……」
キスは家族としてのスキンシップなのか……
それとも……
絵「私……これからどうやって要さんと接すればいいの?」
貴「絵麻……」
絵麻……相当悩んでる……
無理もない、なんだって兄弟にキスをされたんだから
貴「絵麻……そのことはゆっくりでいいと思う、だからゆっくり考えよう?」
絵「Aお姉ちゃん……うん」
これは要さんにも話を聞く必要があるな……
ジュリにもついて来てもらって
私は絵麻が弥くんの元に行くのを確認してから要さんの元に行った
といっても……要さんがどこにいるのかはわかりませんが……
ジュ「いたぞ!」
貴「どこ?」
ジュリは要さんがいる方向を教えてくれた
そこには要さんがいた
貴「要さん……話があるんですが」
要「なになに?デートのお誘い?」
私はあえてそこをスルーする
要「冗談だよ、行こうか」
貴「はい」
私は要さんについて行った
要さんと来たところは洞窟だった
要「ここならめったに人は来ない、話って?」
貴「絵麻とのことです」
要「なるほどね」
貴「どういうつもりですか?要さん」
私は問いかけた
そして少し黙ってから口を開いた
要「好きになったって言ったら?」
貴「っ!!絵麻は兄妹だ!」
要「血はつながってないよ?」
貴「くっ……!」
言い返せない……
要「血はつながってないなら、俺はいいと思うよ」
確かに血はつながってない……けど!
貴「絵麻は兄妹ができて喜んでた……その気持ちをねじ伏せるなんて、私が許さない!」
要「…………」
貴「私が絵麻を守ります」
私はそう言って洞窟を出た
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