第２３話 ページ25
ダイニングに行くと雅臣さんが絵麻と話していた
雅臣さんはなんだか慌てた様子だった
貴「雅臣さん？どうかしたんですか？」
雅「Aちゃん、実は……弥がどこにもいなんだ！」
貴「えっ……！」
それを後できた梓たちも聞こえたらしく、目を見開いていた
とにかく探しに行かないと！弥くん……
貴「私、探してきます！」
私は後ろからの声を無視して走った
弥くん……どこにいるの！？
貴「弥くん！！弥くん！！」
弥くん……
外は雨が降っていて、辺りは暗かった
弥くん……風邪引いちゃう
貴「弥くん！！どこ！？」
すると足元が滑った
そしてそのまま転んでしまった
貴「くっ……」
足をひねったらしく、その場から動けなかった
弥くんは見つかってないのに……
私は雨に濡れたためか、すごく寒かった
貴「寒い……すごく寒い……」
そのままだと風邪引いちゃう
なんかとして足を……
弥くんを探さないと……
すると声が聞こえた
梓「A！A！！」
梓だ……
声出さないと……
貴「梓！」
梓「A！？」
梓の声が近くなってきた
そして梓の姿が見えた
梓「A！？大丈夫……？ケガしてる……」
貴「大丈夫……それより弥くんを探さないと……」
梓「弥なら見つかったよ」
貴「そう……」
良かった！本当に良かった
私はその言葉を聞いて安堵した
梓「とりあえずコテージに戻ろう、みんな心配してる」
貴「うん……」
梓「A……ケガしてるから……」
なっ！？
私は梓にお姫さま抱っこをされる
なんでそんな恥ずかしいことを！
貴「梓……下ろして！」
梓「下ろさない」
梓と私はそのままコテージに戻った
そして右京さんに弥くんと一緒に叱られました
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