第44話 ページ3
絵麻side
パパと血が繋がっていない……
この言葉が私の心に突き刺さった
貴 「絵麻ちゃん……」
私のことを見ていたAさんが私を後ろから抱きしめてくれた
この暖かい温もりが心に染み渡る
そうか……Aさんも同じなんだ
Aさんのお母さんとお父さんもAさんとは血は繋がってない
だってAさんは……私のお姉ちゃんだから
貴 「その辛さは私にも分かる……でも絵麻ちゃんはもっと辛いよね……」
絵「Aさん……」
貴 「少し、2人で話す時間をくれませんか」
Aさんの言葉にみなさんは頷いた
そして、扉の外に歩いていった
2人きりになり、私はAさんを見つめる
最初は言葉が見つからなかった
けど言葉をふりしぼり、Aさん言う
絵「Aさんはお姉ちゃんだったんですね」
貴 「私もその事実に驚いちゃった……嬉しい、やっと会えた、いや……もう巡り会ってたんだね」
Aさんは嬉しそうに微笑んでいる
私はその言葉と微笑みを見て、心の重みが少しなくなった
絵「Aさん……私、実は最初Aさんを見て、そばに居ると安心できる人だなって思ったんです、それはAさんがお姉ちゃんだったからなんですね……パパとのことは正直ショックです……けど、お姉ちゃんに会えて嬉しいです」
貴 「絵麻ちゃん……そう言ってくれて安心した、絵麻ちゃん、りーくん……麟太郎さんは絵麻ちゃんのお父さんであることは変わりないよ、心で繋がってる」
絵「っ!」
心で繋がっている……そうか……血が繋がってなくても……
貴 「だから大丈夫だよ」
絵「はい……っ」
私はAさん言葉に頷いた
パパと向き合おう、そして言おう
何があっても、パパはパパだよって……そう伝えよう
私は心の中でそう誓った
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梓歩(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 返信遅れて申し訳ありません!ありがとうございます!これからも頑張ります! (2020年3月18日 4時) (レス) id: ac0521d57a (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています! (2020年3月10日 10時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梓歩 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fcdc3c39784/
作成日時:2020年1月1日 0時