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第26話 過去編 ページ28

それは16年前の桜が満開な春のある日
私の実の父親が久しぶりに日本に戻ってきたから花見に行こうと私たちを誘ってくれた

お父さんは冒険家で、世界中に行っている
私はお父さんの冒険の話を聞くことが好きだった

貴「お父さん!お母さん!早く早く!」

父「A、少し落ち着きなさい」

貴「だって〜!」

母「お父さんに会えるの楽しみにしてたからね」

貴「うん!」

久しぶりのお父さんとのお出かけ
私はとてもはしゃいでいた

父「お母さんはもうすぐで赤ちゃんが生まれるんだぞ?」

貴「あっ、そうだった!」

その頃にお母さんのお腹の中には赤ちゃんがいた
だからあまり外には出ない
私はその言葉で静かになった

貴「お母さん、一緒に歩こう!」

母「A……ふふっ、もうすっかりお姉ちゃんね」

貴「お姉ちゃん……私はお姉ちゃん!」

父「そうだ、Aはお姉ちゃんだ」

お父さんは微笑んで私に言ってくれる
お母さんも

貴「赤ちゃん、早く生まれてきてね」

私はそう言って、お腹を撫でる

父「よし!お花見をするか!」

貴「うん!」

私たちは花見を始めた

その数ヵ月後、私に妹ができた
でもそのあとすぐ……お母さんは亡くなってしまった
お父さんは冒険家だから、海外に行かなくちゃいけないから、私たちはそれぞれ、お父さんの後輩の人に預かってもらっていた

1人の男の人に2人はきつかったからだ

お母さんが亡くなって数年後、お父さんも現地の事故で亡くなってしまった

身寄りのない私たちは弧児院に行くことになったが、妹はお父さんのもう1人の後輩の人に、私は今のお父さんとお母さんに引き取られた

妹のことはあまり正直覚えてない
けどいつかまた会いたい

今では本当のお母さんとお父さんには会えない
でもきっと天国で私を見守ってくれてる

お父さん、お母さん、これからも私……いや、私たちを見守っててね

私はそう思った

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設定タグ:BROTHERSCONFLICT , 朝日奈棗 , ブラコン   
作品ジャンル:恋愛
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梓歩(プロフ) - お久しぶり~♪ありがとう~!これからも頑張るよ! (2016年9月25日 11時) (レス) id: 771c8aa6ca (このIDを非表示/違反報告)
心のダム - お久!梓歩になったんや〜。かわいい!この作品おもしろいよ!評価したよ! (2016年9月25日 11時) (レス) id: c0a55430ba (このIDを非表示/違反報告)
紫朔(プロフ) - 歩江さん» いいえー、こんくらいならいくらでも! (2016年8月30日 22時) (レス) id: 55f8e8ef49 (このIDを非表示/違反報告)
歩江(プロフ) - 紫朔さん» 了解(^^ゞ協力ありがとう! (2016年8月30日 22時) (レス) id: 771c8aa6ca (このIDを非表示/違反報告)
紫朔(プロフ) - 歩江さん» お、サンキュー (2016年8月30日 22時) (レス) id: 55f8e8ef49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梓歩 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fcdc3c39784/  
作成日時:2016年8月11日 1時

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