検索窓
今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:9,773 hit

天才なのかもしれないよ ページ6

あ「……っ、」


起きるとそこは白い壁、病院の個室だった


だめだ、何しに過去に来たんだか


佐野「Aっ、、医者呼ぶね」


あ「……」


彼がずっといてくれたのだろうか、なぜか左手だけが暖かい


しばらくすると医者が来て異常がないから帰っていいとの事。


佐野「なんであそこにいた?」


あ「通りかかったの。たまたま」


佐野「ふーん、誰に襲われた?」


あ「襲われてないよ、外傷もなかったでしょ?」


佐野「……心配」


あ「ごめんね」


そのままなぜか私の家にマイキーが上がり込んだ


で、やはりボーっとしている


場地くんのことは聞けないし……私が何もしていないから過去は変わっていないだろう


佐野「……場地が死んだ、オレやっぱ許せねえ」


ぽつりぽつりと話し始めるマイキー。彼は決してわたしの目を見て言わない



あ「許してあげて、とは簡単には言えないけど…復讐とか…逆恨みとか…きっと場地くんって人はそんなの望んでないと思う」


佐野「……そうだよな」


わたしはベッドに座っていたが、マイキーは床。わたしのお腹に顔を埋めて抱きついてくる


この状況はどうしたらいいんだろ、、とりあえず頭を撫でればいいのかな


ふわふわとサラサラな髪だ


女の子はみんな羨ましがるだろうな


佐野「Aは絶対死なないで…死んだらオレも死ぬ」


あ「ふふ、死なないよ」


佐野「あと別れても死ぬ」


あ「ふふふ、ねぇわたしのどこが好きになったの?」


佐野「最初は一目惚れ。あと何でも言えるとこ」



彼は絶対に弱いところを見せないのに、こうも簡単にわたしに見せている


わたしが心の拠り所にならないと


あ「ふーん」


佐野「Aは?なんでOKしてくれたの?」


あ「顔かな、目とか」


佐野「目?」


あ「そう、その目」


佐野「なんだよそれ」



その目が真一郎くんみたいで、彼を思い出してしまうその目。


あ「すぐに立ち直れないと思う。でもわたしはお話聞くぐらいなら出来るから」


佐野「おう」



あ「あんまり背負わないでね」



佐野「ん」

世界がなんでこんなにも→←頭良くないけれど



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
78人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りり | 作成日時:2022年10月15日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。