元いた場所に ページ5
五条「家で待ってるんですけどー。まだですかー。」
あ『今日帰れない』
五条「はぁ?なんで?」
あ『まあ明日には帰るんで』
五条「いやなんで?!って聞いてんだけど。まさか浮気?」
あ『あ、また始まった。高専時代の激重彼氏じゃん』
五条「だってそれはAが不安にさせるからで、理由くらい言ってよね」
ブチッ___________
五条「はぁ?」
いやいや無理無理無理
任務に出かけていって、今日帰れない。帰れないほどの任務任せてないんですけど???
理由くらい言ってくんないと信用ないんですけど
Aのベッドで寝るが一睡も出来なかった
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あ「はぁーっ…」
先輩がいる家に帰れる訳もなく、ネカフェやらで睡眠をとって朝になる。
嫌いというか苦手というか、めんどくさいというか。
先輩とは適度な距離を保っておきたかった。まじで失った記憶の1年。何があっての心境の変化なのか、今でもわかり兼ねる
記憶が無いし、今の私は先輩のこと好きではないから、一緒にいるのが気まずいのだ
まあ、悪い人ではないんだろうけど
だって、ご飯も何もかも身の回りの世話はしてくれるし、なんせ、金を持ってる
大事にしてはくれるんだろうけど、なんかねぇ、、
まぁそのまま報告書とか書かないといけないし高専いって、そのあと家帰ろうかな
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ガラガラガラ___________
あ「………」
すると職員室前に彼がいたのだ
しかも寝てる
そのまま横を通り過ぎようとした時
五条「……Aの匂い!!」
あ「………おはようございます」
寝てたはずの先輩が起きて、ガバッと抱きつかれたのだ
あ「くるしいです」
五条「朝帰り…?(スンスン)よし、お風呂は入ってないね」
あ「やだ、きもいです」
五条「帰れる時は帰ってよね」
あ「報告書書いたら帰るんで」
五条「そうじゃなくて!」
あ「………先輩、ちゃんと寝た方がいいですよ」
五条「飴と鞭?!心配してくれるなんて………さとるん泣いちゃう」
あ「報告書かいてきまーす」
通常運転の先輩のようだ
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作者名:りり | 作成日時:2022年9月29日 23時