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子供の頃は月だって行けた ページ16

プルルルルルル___________


でっかい着信音で起きる


あ「はい」

五条「Aー?どこいんのー?」


あ「実家」


五条「休み一日だけだったでしょー?」


あ「あー、寝過ごした、今から帰る」


五条「急ぎめで」


あ「ほい」


寝起き一発目にこれだ


まぁ持ってくものもないし、畳で寝てたからそのまま起き上がり、水道止まってないといいなーと思いながら洗面台に行こうとした


あ「なんでお前いんの」


直哉「んー……」


普通に隣で寝てんのやけど


不法侵入やろ


直哉「ん、、、A?おはよ」


あ「なんでいんの」


直哉「Aが帰ったから」


あ「振ったじゃん」


直哉「あんなんじゃ諦めきれへん。なんでダメなん?」


あ「あー、、朝からめんどくさい。ダメなもんはダメ」


直哉「やから理由聞いてんねんて」


あ「性格悪いとこ」


直哉「治す」


あ「しつこいとこ」


直哉「治す」


あ「はぁ、めんどくさ。どうやったら諦めてくれんの?」


直哉「ちゃんとあかん理由聞いたら少しは譲歩してやってもええけど」


あ「もう東京行くから今度ね」


直哉「なぁ」


肩を捕まれ無理やり振り向かされる。

あ「なに」


直哉「ちゃんと言えや。ただでさえお前わからんねん」


あ「冷めた」


直哉「うそや。ちゃんと目見ろや」


頬を掴まれ、無理やり視線を合わせられる



久しぶりに彼の目を見たかもしれない


あ「………」


何も言わず彼の目を見てるだけ、

なのになぜか分からないけど涙がこぼれてきた



直哉「はよ言えや」


あ「ねぇ、、、直哉は、わたしが好きな花、、知ってる…?」


直哉「アネモネ。今それ関係あんの」


あ「……今度あげるよ、、とにかく今は急いでるから、また今度」


涙をふいて、彼を引き剥がす


彼は納得はいってないようだったけど


怒ってはないようだ


まあいつかは話さなくちゃいけないなぁ


まだその勇気が出ないなぁ


ーーーーーーーー
アネモネの花言葉

「はかない恋」

「恋の苦しみ」

「見放された」

「見捨てられた」

夢の中なら空だって飛べたんだ→←夕陽すらも見えない



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作者名:りり | 作成日時:2022年3月8日 1時

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