【歌い手×銀魂】銀魂の皆は今の時代に転生したようです？！

初めての出会い ページ3

退side

俺には前世の記憶というものがあった

前世では『真選組』という特殊部隊の監察筆頭。

そして、敵である『河上万斉』によく付きまとわれていた

どうやって死んだかの記憶はなかったが

『副長、土方十四郎』に命を捧げ、真選組の一員として生きていたことだけは分かった

この記憶が蘇ったのは『ハッカー』として裏世界で有名になった頃だった


俺はずっと嫌われていた

この紫色の目が気持ち悪い、子供なのに落ち着きすぎているとか、まぁ色々

それで親によく暴力を振られていた

先生達も助けてくれず、友達もいなかった俺は中学生の時ネットの世界に潜り込んだ

そこで身に付けたのがハッキングだった。

ハッキングでGETした情報を裏世界の人に1度売るとそこからは光の速さで有名になった

たまたま情報を売った人が裏世界で偉い人だったようだった

そこからは早かった

高校には行かず、ある程度ハッキングでお金を貯めてから家を出た。これで親も喜んでくれるだろう

予想通り、家を見に帰ると家は数日前の暴力が嘘のように明るい家庭になっていた



そして、一人暮らしをはじめて直ぐに謎の高熱に襲われた

そこで死の淵をさまよった挙句前世の記憶というものが蘇った

最初は地味じゃなくなったことにかなり喜んだが、副長がいないことにかなり落ち込んだ


というのが俺の今での生活だ

そして、これはある夜中の出来事だ

俺はいつも通り情報をまとめた紙を渡した後普段は人が通らない真っ暗な道を歩いていた

すると

退｢(…真選組の服に…いや副長に似てる)｣

真っ黒の服に白のスカーフをしたその姿でタバコを吸う姿はまるで前世の真選組副長様ののようだった

退｢…副長…(ボソッ)｣

辺りはシーンとして物音1つ立っていなかったため
ボソッといった声ですら綺麗に響いた

するとその男は目を見開きタバコを足で踏み潰した後こちらに近寄ってきた

？｢お前中学生だろ？なんでこんな所にいるんだ。さっさと家に帰れ｣

退｢俺の帰る家はとっくの昔になくしましたよ｣

するとその男は目を見開き少し驚いた顔をしたあと
｢すまねぇ｣と一言言った

？｢それよりお前、なんで副長って言ったんだ？『真選組』って事は分かっても普通副長まで分かるか？｣

その男は少し警戒しながら俺に聞いてきた

退｢俺の変な話聞いてくれたら分かると思いますよ｣

するとその男は｢少し待ってろ｣と言うと暖かいココアを買ってきた

どうやら話を聞いてくれるようだ

あのね。→←設定2！

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