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side O
首を捻ってた。
翔ちゃんのあとに潤に会いに行った相葉ちゃんも。
”何か…”、そう言って、同じように説明できない様子だった。
2人ともがそうなるなんて、少し怖くなる。
それは、今日一緒に潤に会いに行くニノも同じ。
「……、」
潤の部屋の前で、扉を開ける勇気が出ない。
つん、と隣から肘で突かれる。
わかってるよ、確認しなきゃいけないことくらい。
自分は開けようとしないくせに、ほんと狡いんだから。
「あ、お疲れさま」
もう勢いだ、と
勢い任せに扉を開けて部屋に入れば、いつもどおりの挨拶。
午前中俺らが揃って仕事だったから、
それに合わせての ”お疲れさま” 。
「……うん、ありがとう」
「……潤くんはどう？体調とか、」
「ん？大丈夫だよ、ありがとう」
綺麗に笑う姿も、
ニットストールを撫でる綺麗な手も
すべて、いつもどおり。
「お昼食べた？」
「うん、食べた」
「ふふ、おいしかったとは言わないのね」
「んふふ、それ言わないで」
ちょっと、びくびくしすぎたかな。
変わらないじゃん。
「午前中何してたの？」
「ん？本読んだり、写真撮ったり。いつもどおりだよ」
「え、見せてよー」
「ふふ、ちょうどあいばくんから連絡きてね、写真送ったとこだったの」
ほら、って見せられたトーク画面には
写真が3枚、連続で送られていた。
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作者名：ヲ伽
| 作成日時：2022年5月22日 18時
