1156 / ″お話しましょう″ ページ5
(リクエスト含む)
side S
和也「あ…、潤くんおはよ、わかる？」
静かに目を開けた潤にニノが気づいて
みんなで彼の視界に入ると
ホッとしたように微笑む。
智「苦しいのもうないかな、」
潤「うん、だいじょうぶ、」
雅紀「おうち帰ろっか潤ちゃん、」
ゆっくり身体を起こして、
くらくらしないか確認して。
先生にも帰宅することを伝えて、帰路に着く。
車内では、いつにも増して静かな彼。
潤「………かず？」
和也「ん？」
潤「………おうち、かえったら……おはなしする…？」
和也「かずはお話したいな、潤くんがしんどくなかったらね」
潤「……もうしんどくないの、」
和也「そっかそっか、じゃあ潤くんがお話できるなって思うならお話しようね」
うん、って小さく頷いて、少し俯いてしまう潤。
たぶん、わかってるんだ。
いつも通り優しいニノだけど
無理したことを怒ってるだろうって
潤は、わかってる。
家に着いて、リビングに上がった途端
くい、とニノの服を掴んで。
和也「ん？」
今度はニノの手を掴み、
いつものお話の定位置、ソファの下へ腰を下ろすように促す。
和也「お話する？苦しいなら大丈夫だよ、かずは無理してお話してほしいわけじゃないからね」
コクリと頷く彼は、無理してないと伝えたくて
でも、怒ってるだろうとわかってるから声が出ないみたい。
ニノは頭ごなしに怒りたいわけじゃないから、
優しいことには変わりないんだけど。
潤「………あの、かず…」
和也「ん、なぁに？」
ニノの前にちょこんと座って、
正座した膝の上に手を置いて。
そんな潤を見つめるニノと、
そんな2人を囲うように座る俺ら。
潤「………おこってますか、」
和也「怒ってます、今回はかず怒ってますよ」
少し顔を下げながら、でも一生懸命ニノの顔を見ようとして
上目遣いになっちゃって。
怒ってます、と少し険しい顔のニノに、素直に言われた潤は
そんな上目遣いでさえ出来なくなって
しゅん、と視線も一緒に顔が下がってしまう。
潤「………じゃあ、……じゅんのこと、きらいですか、」
和也「ううん、潤くんのことはとっても大好きですよ。大好きだから、怒ってます」
隙も空けることなく返事をして、
まっすぐ応えたニノに
潤はまた、ちらりと顔を上げて。
次の言葉を考えてるのがわかる。
たくさん考えて、考えて。
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ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» すみませんこちら返していませんでした🙇🏻旅行始まってますので、よければごらんください🥰いつもありがとうございます✨ (2022年5月4日 18時) (
レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - riroさん» riroさんこちらでもありがとうございます✨✨ (2022年4月12日 17時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - あいさん» ありがとうございます😭😭 (2022年4月12日 17時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
riro - いつまでも待ってるよ！ 個人的には弱ってる姫もいいけど←おい笑 オトちゃんごゆっくり出来ますように(*-ω-*) (2022年4月12日 12時) (レス) @page35 id: 4e0d2c6273 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 再開、楽しみにお待ちしてます☆彡ムリせず書きたくなった時に戻ってきてください( ≧∀≦)ノ (2022年4月12日 1時) (レス) @page35 id: f4ca038df0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽
| 作成日時：2022年3月10日 17時
