936 / 役目 ページ1
side O
玄関に、5人。
隣からニノに頭を撫でられる潤ちゃんは
俺らのほうに体を向けて、俯いちゃってる。
潤「だいじょうぶ……かな、………かず、たいへん……ちがうかな…」
翌日の今日、
早速潤ちゃんとニノで仕事。
本当は2人が休みだったから
そこに一つだけオファーを受けてみようってことになった。
いつもお世話になってるところから、って連絡したら
翌日でも全然いいって言ってもらえて。
最初はニノが安心だろうし、俺らも仕事だからそうなったんだけど
ニノひとりで大変じゃないかなって、やっぱりちょっと不安みたい。
それでも、ちゃんと零してくれるから
昨日のことは伝わってる、ってちゃんとわかる。
雅紀「ふふ、大丈夫。かず昨日楽しみって言ってたよ？
久々の潤くんと2人での仕事だーって言ってた」
不安そうな潤ちゃんをだっこして
頬を撫でながらそう伝えてあげる相葉ちゃんと一緒に
翔ちゃんと俺も触れてあげれば
かわいいおくちが、むって変化する。
潤「……………うそ、？」
雅紀「んふ、ほーんと。かずが大変って思うわけないよ？
かずは潤ちゃんのことたくさん好きだもん」
潤「………………みんなは、すきじゃない、？」
雅紀「ふふ、んーん、好き、大好き」
くふ、って小さく笑うのがかわいくて
後ろからニノの手が伸びてきたことに気づけば
きゅるんってした目が捉える。
和也「ふふ、楽しみなんだよ？潤くんは楽しみじゃない？」
潤「くふっ、たのしみっ」
「じゃあ大丈夫だ、いっぱい楽しんでおいで？」
翔「今日は離れたところでお仕事だけど、一緒にがんばろうね？」
潤「うんっ！」
少し気持ちが解れたみたいで
笑顔で見送ることが出来た。
本当に緊張してるのは俺らの方だなんて言えない。
昨日の夜中に4人で話し合ったとき
ニノなんか、責任重大だ、ってとても緊張してた。
絶対成功させてあげなきゃいけない。
潤ちゃんが自らやってみようって思えたことだから。
それでもニノは、
「かずが居るから絶対大丈夫」って
今朝ずっと、彼に安心を与えてた。
俺らも、本当は着いていきたくて仕方ない。
大丈夫？って聞きたいのは俺らの方だし、心配も盛りだくさん。
「………ほら、俺らも出なきゃ」
翔「あーー………うん、そうだね」
雅紀「ん、がんばろ」
でも、信じて見守ることも
俺らの役目だから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1246人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
櫻宮 - とうとう出てしまった分離不安。大丈夫かな？と思いましたがとりあえずこの子の笑顔が見れて一安心笑笑...そっかずっと集中豪雨の中母親のこと待ってたんだね。寒くて凍えそうな夜。きっと心まで冷えてたんだろうな。って思いました (2021年8月4日 9時) (
レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» 皆様、カップルさんのことを『強くて脆い』って言ってくださるのうれしいです…ありがとうございます（ ; ; ） (2021年8月4日 1時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
つかさ(プロフ) - ヲ伽 -otogi-さん» いえいえ 名前違うとわからんよね笑 (2021年8月1日 7時) (レス) id: 4e0d2c6273 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - つかささん» あれ！？riroさんでしたか…！めちゃくちゃタメ口すみません（ ; ; ）インスタでもこっちでもありがとうございます´`*！ (2021年7月31日 22時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
つかさ(プロフ) - ヲ伽 -otogi-さん» 全然いいよ！ riroと申します笑 てかまじで久々のこっちのコメント笑 (2021年7月31日 19時) (レス) id: 4e0d2c6273 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2021年6月30日 19時
