41.Only ページ45
雅紀side
智「え、松潤どうしたの？」
「みんなが揃って安心したんだよね(笑)」
不思議がるみんなに、俺が咄嗟にそう言うと
俺の腕の中でコクリと頷く松潤。
それを見て、可愛いとこあるなぁ〜って言いながら笑ってるみんな。
松潤の肩は、まだヒクヒクしてる。
.
一昨日、俺がアノコトを聞いた時
彼は、恐れるものなんて何も無いように振る舞っていた。
何を聞いても動じなかった。
でもそれは、全くの嘘で。
大きい身体の中にある小さな心の中に、入りきらない程の苦しい荷物を抱えてるんだろう。
いつかバレると分かっていたのは本当だろうが、
恐れるものなんて何も無いのというのは
彼の精一杯の強がりなんだ。
「もう少しこうしてようね」
俺の腕の中で動かなくなった彼にそう言うと、
安心したように、彼は力を抜いた。
.
アノ日話を聞いて家に帰ったあとも、
次の日の仕事の時も
なかなか頭が働かなかった。
そんな中、急に松潤が退院出来るから迎えに行こうと言われて。
彼に会う心の準備が出来ていなかったんだ。
会いたくなかったわけじゃない。
逃げたわけでもない。
ただ、準備が必要だった。
用事があると言って早々に楽屋を抜け、
自分の車に戻って
頭と心の中で渦巻いていたモノを整理した。
静まった場所で考えて出てくることは、
大きく口を開けて笑っている彼の笑顔で。
過去に人を殺していても、
嵐としての18年間の彼は嘘じゃない。
人一倍メンバー思いで、努力家で。
そんな彼のすべてが嘘なわけじゃない。
そこからはもう、早かった。
今彼の傍に居るべき人間は、俺だと思った。
俺しかいないと思った。
すると、身体は勝手に動いてた。
.
「…落ち着いた？」
潤「…ん、ありがとう」
「なに照れてんの〜(笑)」
潤「うるさい…(笑)」
翔「ふふ、真っ赤(笑)」
潤「もっ、行くよ！」
和也「はいはい(笑)」
智「俺ら待ってたのに〜(笑)」
.
その後 先生に挨拶して、
みんなは来た時と同様マネージャーの車で松潤の家に向かい、俺は自分の車で後を追った。
翔「せっかくだから俺ら荷物片付けようか？」
潤「いいの？」
智「うん、大丈夫だよ」
和也「相葉くんは潤くんと一緒に居て？」
「はーい」
Prrrrrr…
潤「マネージャーだ」
松潤の携帯に、さっき帰って行ったはずのマネージャーからの電話。
不思議に思い、電話に出た松潤の顔をジーッと見ていると、彼の表情は段々と険しくなっていった。
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つ む ぐ ∴亀更新∴(プロフ) - 雅宗 潤美さん» ありがとうございます(；＿；)頑張ります！ (2018年1月28日 2時) (
レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
雅宗 潤美(プロフ) - 続きが気になります！次の更新を楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年1月28日 2時) (レス) id: 06b5a4e25a (このIDを非表示/違反報告)
つ む ぐ ∴亀更新∴(プロフ) - ボーロさん» ありがとう(；＿；) (2018年1月8日 20時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
ボーロ - まさにお兄ちゃん感出て最高だった！！これからもファンとして期待してます！！ (2018年1月8日 19時) (レス) id: f9aebeac08 (このIDを非表示/違反報告)
つ む ぐ ∴亀更新∴(プロフ) - ボーロさん» 全然大丈夫よ！ 相葉くんがキーやな〜(笑) 翔くんの潤くんへのお兄ちゃん感出したかったねん(笑) (2018年1月5日 12時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つ む ぐ
| 作成日時：2017年8月4日 17時
