418 / 夢見た一瞬 ページ21
side N
思ったことを言うのが難しいのと同じで、
自分の欲を露わにするのも、この子にとってはとても勇気がいること。
それでも、俺らは潤くんの欲なら受け止めたいから。
あれほしいこれほしい、あれしたいこれしたいって
どんなにたくさん言われても、それはとても嬉しいことだから。
潤「…おべんと、…ほしい、の」
雅紀「ふふ、よく出来ました。
じゃあ今度、みんなが休みのときいつもの広場でピクニックでもしようか」
潤「…っ！ピクニック…っ！
いっかい、やってみたかったの…っ！」
雅紀「ふふ、やろうね？」
潤「いいのっ？やるっ！」
キラキラした瞳で相葉くんを見たあと
俺にもその瞳を向けて、嬉しそうな顔をする。
「ふふ、楽しみだね？」
潤「うんっ！」
「俺もお弁当作りがんばろ〜」
潤「………いっしょ…に、やってもい…？」
顔色を伺うように
恐る恐る俺らにそう尋ねる。
まだ少し、思ったことを言うのは難しいんだね。
「ふふ、いいね、一緒に作ろっか」
潤「わぁっ、ありがと…っ！」
雅紀「やっぱりお弁当と言えばおにぎりだよね？
潤ちゃん一緒におにぎり作ろうよ！」
潤「つくる！」
雅紀「具は何がいいかな〜」
んっとね、なんて楽しそうに話す潤くん。
包丁を使わないことを自然と提案した相葉くんは
潤くんを楽しませるのが上手。
潤くんの脳内はピクニックのことでいっぱいで
洗い物なんてそっちのけだから、ササッと済ませちゃう。
雅紀「おいで？こっちで一緒に考えよっか」
潤「ふふっ、うんっ」
途中でやめて俺にやらせたなんて潤くんが気づけば罪悪感の元だから
相葉くんが自然と潤くんを呼んでくれて。
楽しいこと考えてると、他のことに意識はいかないから
後で気づいても、潤くんちゃんとやってくれたよって言ったら罪悪感は生まれない。
潤くんがやったことに変わりはないからね。
手伝ってくれて助かったことを伝えたいから。
潤「ね、かずもいっしょにかんがえよ？」
「ふふ、うん、混ぜて〜」
ピクニックの予定考えたり
お弁当何がいいか考えたり
俺たちの幼少期の日常の一瞬は
彼にとって、夢見た一瞬で。
そんな彼の一瞬一瞬を、大切にしたいと思う。
俺らにとっては当たり前でも、経験済みでも
彼の夢にまで見た日常を、一緒に大切にしたい。
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櫻宮 - 本当に！！嵐フェス2020開催されるといいなぁ(; ;) (2020年7月9日 17時) (
レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» お久しぶりです！こちらの世界でも、アラフェス開催されるといいですね( ; ; ) (2020年7月9日 11時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 何か久々に見てみたら大量更新で驚きな櫻宮です。潤くん、初ピクニック！！ニマニマしながら見てました。やっぱ可愛いなぁ。一歩一歩着実に進んでる彼。あーファンミ…嵐フェス、行きたい！！生きててくれてありがとう。生かさせてくれてありがとう。 (2020年7月9日 10時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - ふらんどーる@潤くんは天使さん» 大量更新なのに読んでいただき嬉しいです(*^^*)ありがとうございます！姫はどんどん可愛くなります´`*( 笑 ) (2020年7月6日 22時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ふらんどーる@潤くんは天使 - 大量更新だぁぁぁぁぁっ！！！！ありがとうございます！！！！姫かわいい！！！！ (2020年7月6日 22時) (レス) id: 7f877cb593 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2020年6月12日 17時
