十一話 ページ14
その日の夜、私はALOにダイブした。
このダイブ中は人の姿のまま保っていられる。
『アスナ、もう少しの辛抱』
塔の上を見上げて塔の入り口を見る。
君のヒーローが来るよ。
「行くよ、お兄ちゃん」
「あぁ」
後ろでそんな声が聞こえた。
「待ってお兄ちゃん。扉の前に人が」
プレイヤー名はリーファと書かれている。
もうひとりの方は……
「まさか。モノクロか？」
目を丸くして私に問いかけた。
『ずっと待ってた。手助けする』
「あぁ、助かる。ありがとな」
私に怖がることなく、彼は私を受け止めた。
『怖くない？』
「最初はびっくりしたけどな。個性ありなんだな」
『うむ』
話について来れないとリーファがアタフタしてる。
「リーファ、俺の友達のモノクロだ。モノクロ、妹のリーファ」
妹いたんだ。
『よろしく』
「よろしくお願いします！」
塔に入ると周りは鏡のようなもので埋め尽くされ、天井には白い光が。
ちなみに私の武器は短剣の二刀流。
鏡のようなものから沢山の兵士が召喚される。
まるで獣のように遠吠えをあげて兵士に立ち向かう。
刃物を握った手首を素早く動かし、繰り出すのは短剣のソードスキル。ミラージュ・ファング。
しかし、大剣ほど範囲は狭いので倒せる人数が限られる。
キリトもリーファもかなりの苦戦をしていた。
キリトに限っては自分の体力など気にしていない。
いつもの事だけど。
これを全部倒すと考えない方がいいのかもしれない。
せめてキリトだけでも上に。
考え事をしていたからか、目の前には敵しかいない。
避けようにも羽を攻撃され、下へと落下。
「モノクロっ」
『キリトは上っ！私はいいっ』
予備の短剣をこちらに向かってくるキリトの背後に投げる。
「お兄ちゃんっ、モノクロさんっ」
それでもキリトはこちらに向かってくる。
あのバカ。
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朱里(プロフ) - まほちんさん» き、気づかなかった……全部直します！ありがとうございます！ (2018年3月28日 18時) (
レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
まほちん - 雄英高校が、ほとんど英雄高校になってます、、、！ (2018年3月23日 23時) (レス) id: 05f0b2f9d9 (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - 名無し42823号さん» お、お恥ずかしい笑笑ありがとうございます！ (2017年12月3日 17時) (レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し42823号(プロフ) - 18話のクラインがクラウンになってますよ！お話面白いです！ (2017年12月2日 12時) (レス) id: 2281aa880b (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - よぼよぼ婆ちゃんさん» ご丁寧にありがとうございます！画像、貼り付けてみます！ (2017年10月19日 7時) (レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱里 | 作成日時：2017年9月17日 19時
