ｋｚの癒しちゃんは元……だった！？

10、凶器？（そら） ページ17

次の日

彩「いってきまーす」

彩母「いってらっしゃい、気をつけてね」

彩「うんっ」

バタバタ

はい、ただいま次の電車が来る10分前です！つまり遅刻しそうなんです。

ランニングから帰ってきて少しだけ寝るつもりがかなり爆睡しててお母さんに起こされてやっと気付いたって感じ？

とにかく急いでいるんだ。

プルルルル←電車のドアが閉まる音

彩「間に合って〜！」

？「こっちだ」

へ？

ギュッシュッ←引っ張られてる

カシャッ←？！

あれ？いつの間に電車に乗ったの？ていうか最後カシャッって音した気がするんだけど？

？「立花、それ新しい髪型か？」

この声は…

彩「忍！」

忍「おはよ、鏡貸すから髪直したら？」

彩「えっ？そんなに？」

借りた鏡を見るとボサボサの髪の私が。

わわっ、ブラシ持ってたっけ？

ガタン←電車が傾いた

彩「うわっ」

結構傾いたから私は思わず目を瞑ってしまったんだ。

ドンッ

ん？

目を開けるとそこには吸い込まれそうなほど綺麗な菫色の瞳が。

忍「大丈夫か？早く髪直してくれ、この体勢きつい」

よく見ると私は忍に壁ドンされる形で守られてたんだ。

彩「ご、ごめんっ」

と、とにかく急いで髪整えなきゃ！

ババっと髪を整えて忍に鏡を返した。

こんなことされたら私の心臓いくつあっても保たないよ。翼の顔も忍の目も凶器だ…

なんだかんだあったけど無事に学校に着いた。

あ、ノートまとめるの忘れてた！

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