転生美少女は媚びへつらって生きる。２ [鬼滅の刃]

誰の仕業 ページ20

『よいしょっと、これでいいかな。』





開店前、全てのテーブルを拭き終えて

客を入れる準備をした。





女将「A、そろそろのれんをかけてくれる？」





『はーい！』





のれんを掛ける作業をしていると、ふと入口近くのテーブルに一枚の紙を見つけた。






『何これ………手紙？』






宛名には、"愛しい如月A様へ"と書かれていた。



だが、送り主の名前はない。






『(私宛？……それに愛しいって…)』







宛名に違和感を感じつつも、ふたつ折りになっていた手紙を開く。






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"背景、愛しい貴方。


僕はいつも貴方を見ています。


ああ、大好きな貴方。


そう遠くない未来に、僕は貴方のお傍に。"




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『ひっ』





な、何これ！？

めちゃくちゃ気色悪ぃんですけど！！





いつも私を見てる…？



焦って辺りをキョロキョロと見渡すも、店主さんと女将さんしか居ない。







『(ど、どうしようこの手紙…)』






いたずら…？だとしてもタチが悪い。



私の名前を知ってるし……



それに、こんな手紙いつの間にこんな所に置いたの？




もしかして、現代で言うストーカーみたいなヤツとか…





え待って無理怖い怖い。






女将「？、あんたどうしたの？顔が真っ青よ？」







女将さんに相談する…？


いや、迷惑や心配はかけたくないし…







『えへへ、大丈夫ですよ！私を厨房入りますね！』







必死に笑顔を取り繕って、手紙はポケットに隠した。

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