147話 ページ10
ライトside (流血表現注意です)
自分が周りと違うということは、幼いながらに理解していた。群れのイーブイと毛の色が明らかに違うのだ。父さんも母さんも含め、周りはみんな茶色なのにオレだけ真っ白だった。
こんな毛色のせいか、友達なんていなかった。
だけど父さんや母さんは褒めてくれたから嫌いになんてなれなかった。むしろオレの誇りだ。
同じ群れの奴らには嫌われていても家族がいたから幸せだった。
家族さえいればそれでいい、とそれだけを望んでいたのに待っていた未来は絶望だった。
─── 父さん!母さん!
───出てくるな!隠れていろ!
ポケモンハンターと呼ばれる男たちがやってきたのだ。最初は興味無さそうだったのにオレを見つけた瞬間、目の色を変え襲ってきた。
「ﾁｯ…… 邪魔だなこいつら。
サイドンつのドリル!!!」
───逃げてェ!!!
母さんの悲鳴にも似た叫び声と断末魔が響き渡る。
最後に見たのは血だまりの中に横たわる父さんの姿とボロボロながらも父さんを守るように戦う母さんの姿だった。
＿＿＿＿＿
＿＿＿
逃げ出したオレは助けを求めて人間の世界へと足を踏み入れた。だがそこにも助けてくれる人間なんていなかった。それどころか、無理やり屋敷に連れていかれ、飾り付けられた。
娘へのプレゼントだと、そう男は言っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 457人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
パティあす(プロフ) - すみれさん» ぶっ通し!!!?ありがとうございます！もうしばらく続く予定ですのでこれからも楽しんでいただけると幸いです。頑張ります！ (2022年1月22日 9時) (
レス) id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - 初コメ失礼致します!この作品、こんなにも長く続いているんですね...!凄いです!!最近この作品を見つけてここまでぶっ通しで読んできました!これからも楽しみにしてます!無理をなさらない程度に、頑張ってください! (2022年1月22日 9時) (レス) @page50 id: 3fa804da04 (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - ライナさん» そ、そんなに!!!ありがとうございます🥰頑張ります！ (2021年11月14日 13時) (レス) id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
ライナ - この作品、とっっっっっっっっっっても好きです！これからも、更新、頑張ってください！ (2021年11月14日 13時) (レス) @page25 id: d2a92b36ce (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - ソウルズ(カービィ)LOVEさん» 一気見!!?お疲れ様です！これからも楽しんでいただけるように頑張りますね！コメントありがとうございましたm(_ _)m (2021年10月10日 0時) (レス) id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：パティあす | 作成日時：2021年9月3日 22時
