154話 ページ17
つまりライトは「なんで(偽名を使ってるん)だ」と聞いたわけではなく、「なんで(スレナって言う名前になったん)だ」と聞いていたつもりだったのだ。
誰も予想していなかった質問だった。
その証拠にほら、みんなが開いた口が塞がらないでいる。
そんな状況の中、一番最初に声を出したのはリーブだった。ライトと一番仲がいいのはリーブだから慣れていたのかもしれないな、なんて焦る頭で考えていた。
「確かに僕も知らないや」
「気にしたことなかったな」
「やっぱりお花かなぁ、ボク達もそうだし……
ルニは知ってる？」
リーブの一言で調子を取り戻したみんなが次々と知らないと、口にする。そんな中、レンカの一言でいっせいにみんなはこちらを振り返った。
「私も知らないんだ。
たしか、突然だったんだよね」
へらりと笑って何とか誤魔化した。
しかし、一筋縄ではいかないのがこのメンバーだ。
今まで黙っていたコスモが口を開いた。
「本当に？」
と、たった一言。
それだけなのに賑やかだった部屋はしんと静まり、焦っている私を狼狽えさせるには充分だった。
「どういうこと？」
「そのままの意味よ。
本当にルニは知らないの？」
「まあ確かに、適当に着けた名前なら取り乱すわけないよな」
「だから知らないって言って「本当は知ってるんじゃない？由来。聞いてない方が不思議だもの」っそれ、は……」
「…………」
「ルニ？どうしたの？」
「大丈夫？」
突然黙った私を不思議に思ったのか、リーブとレンカに声をかけられる。
真っ直ぐに私を見つめるコスモの瞳に全てを見透かされているようだった。
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パティあす(プロフ) - すみれさん» ぶっ通し!!!?ありがとうございます！もうしばらく続く予定ですのでこれからも楽しんでいただけると幸いです。頑張ります！ (2022年1月22日 9時) (
レス) id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - 初コメ失礼致します!この作品、こんなにも長く続いているんですね...!凄いです!!最近この作品を見つけてここまでぶっ通しで読んできました!これからも楽しみにしてます!無理をなさらない程度に、頑張ってください! (2022年1月22日 9時) (レス) @page50 id: 3fa804da04 (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - ライナさん» そ、そんなに!!!ありがとうございます🥰頑張ります！ (2021年11月14日 13時) (レス) id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
ライナ - この作品、とっっっっっっっっっっても好きです！これからも、更新、頑張ってください！ (2021年11月14日 13時) (レス) @page25 id: d2a92b36ce (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - ソウルズ(カービィ)LOVEさん» 一気見!!?お疲れ様です！これからも楽しんでいただけるように頑張りますね！コメントありがとうございましたm(_ _)m (2021年10月10日 0時) (レス) id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パティあす | 作成日時：2021年9月3日 22時
