149話 ページ12
眩い光と知らない気配を感じて、目を開けるとそこにいたのは見知らぬポケモン達。
驚いて飛び起きるも、何故か身体に力が入らない。倒れる、そう思って身構えたが、いくら待っても衝撃が来なかった。目を開けるとオレは浮いていた。
「暴れるでない。酷い怪我じゃ。
一体どこで何があった」
「お前には関係ないだろ、離せ」
「離してもいいが、そんな怪我じゃどこにも行けんぞ。今まで平気だったのが不思議なくらいじゃ。儂らは何もせん、少し休め」
そういうや否や��さいみんじゅつ��をかけてきた。
次に目が覚めた時には、三日も経っていた。
「元気になったみたいだね」
「……誰だ、お前」
「僕はポニータ、君はイーブイだよね。それも色違い」
「だから何だ」
「別に。ただお揃いで嬉しいな〜って思っただけ」
「？嬉しくはないだろ、種族が違う。仲間じゃないんだ、オレ達は」
「種族なんて関係ないよ。この森に住むポケモンは皆僕の仲間だ。君もね」
＿＿＿＿＿
＿＿＿
それがオレの原点だった。
見ず知らずのオレに手当をし、居場所をくれた。
種族が違えど姿が違えど仲間だ、とそう言ってくれた。
ブラッキーに進化したのも恩返しをするためだ。
仲間を守るために。
二度と失わないために。
そのためにオレは強さを求めた。
守るために強くあるのだと、進化したあの日、月に誓った。
だから今度はこの力でお前を守る盾となろう。
守り、助けてくれたお前のように────……
スレナと共に街へ踏み入れる前に、森を振り返った。
「ブルル(しっかりやれよ)」
「ヤレ(無茶するんじゃないぞ)」
その声に合わせ、キノコは眩く光り、木は優しく揺れる。まるで門出を祝ってくれているかのようだ、とスレナが呟いた。
ありがとう、と感謝を込めてオレは大きく鳴いた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【ライト】ブラッキー♂レベルは40前後
特性：せいしんりょく
技：のろい ねがいごと
イカサマ しっぺがえし
のんきで粘り強い
色違い故に周りを誰も信じられなくなっていたが、ヤレユータン達森のポケモンやルミアのおかげで少しずつ信じられるようになった
現在の手持ちでいちばん強いが天然であるため、威厳はほとんどない
名前の由来は白いアスターステラ
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パティあす(プロフ) - すみれさん» ぶっ通し!!!?ありがとうございます！もうしばらく続く予定ですのでこれからも楽しんでいただけると幸いです。頑張ります！ (2022年1月22日 9時) (
レス) id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - 初コメ失礼致します!この作品、こんなにも長く続いているんですね...!凄いです!!最近この作品を見つけてここまでぶっ通しで読んできました!これからも楽しみにしてます!無理をなさらない程度に、頑張ってください! (2022年1月22日 9時) (レス) @page50 id: 3fa804da04 (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - ライナさん» そ、そんなに!!!ありがとうございます🥰頑張ります！ (2021年11月14日 13時) (レス) id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
ライナ - この作品、とっっっっっっっっっっても好きです！これからも、更新、頑張ってください！ (2021年11月14日 13時) (レス) @page25 id: d2a92b36ce (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - ソウルズ(カービィ)LOVEさん» 一気見!!?お疲れ様です！これからも楽しんでいただけるように頑張りますね！コメントありがとうございましたm(_ _)m (2021年10月10日 0時) (レス) id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パティあす | 作成日時：2021年9月3日 22時
