カルミアは温もりを知らない３【ポケモン剣盾】

119話 ページ30

ルミアside



目が覚めると隣にはボールから出した記憶が無いルフィ二となぜか傷だらけのルニが丸くなって寝ていた。


あまり寝た気がしないなと思っていたら、まだ日が昇る前で辺りは真っ暗だった。



それにしてもルニが傷だらけなのは、最近様子がおかしいのと関係しているのかな。


私の知らないところで何かあったのか、それとも私が頼りなさすぎるせいなのか……


＿＿＿やめよう、分からないことを考え込むのは。
兄さんの事だって気づいてない可能性もあるんだし。

どうせ分からないなら、目の前のことに集中しよう。


一晩寝たおかげでそんなふうに考えれるくらい、頭がスッキリしていた。




＿＿＿＿＿

＿＿＿



まずは朝ご飯だ。

昨日のお詫びも兼ねてはりきって作っていると、いつの間にか空は明るくなっていて、みんな起きていた。


完成した朝ご飯をお皿につぎ分けてみんなに配ると、いつもより豪華だからか目がキラキラしていた。


みんなが食べ始めたのを確認してから自分の分を食べ始めた。昨日と比べたら味がしたけど、なんだか物足りなかったから薄味だったかもしれない。


だけど、心配していたルニも他のみんなもいつも通り全部食べていて凄く安心した。

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