カルミアは温もりを知らない

11話 ページ14

そう話すと、三匹はしばらく顔を合わせ、一斉にこっちを見て頷いた。

『えーっと…？』


どう捉えていいのか分からなかったのでルニに助けを求めると「大丈夫」とでも言うように頷いた。

その反応を見てボールを3つ取り出し、上に投げる。

すると三匹ともジャンプしてそれぞれボールをタッチして中に入った。

3回揺れてカチッという音が聞こえた。
嬉しすぎて走り回りそうになったけど何とかこらえた。


「良かったな！スレナ」

「おめでとー!!」

『ありがとうございます』

早速三匹ともボールから出してスマホロトムを読んだ。


『ロトム この子達の特性とか性格とか分かる？』

「おまかせロト！

まず左二匹のイーブイの特性は"にげあし"ロト！
右のイーブイの特性は"てきおうりょく"ロトね！

性格は左から"なまいき","おっとり","ゆうかん"ロト!!」

『なるほど…

うん、ロトムありがとう。それじゃあコスモ,ルフィ二,レンカこれからよろしくね』

そう言うと三匹とも「誰それ？」とでも言うように首を傾げた。


『名前付けてみたの、ダメだった？』

すると嬉しそうに私の脚に頭を擦り付けてきたので喜んでくれたんだと思う。









『私はここでレベル上げをしようと思ってるんですけど、お二人はこれからどうするんですか？』

「そういえば何で敬語なんだ？」

「そうだよ！
敬語なんて付けなくて良いんだよ？」

『癖なんで… あんまり気にしないで下さい
それでお二人はこれからどうしま・・・するの？』

あまりにも悲しそうな表情をするので無理やり敬語を外すと二人とも一気に笑顔になった。

ワンパチを見ているようだった。

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