カルミアは温もりを知らない １【ポケモン剣盾】

9話 ページ12

しばらくイーブイ達と触れ合っているとユウリさんがやってきた。


「二人とも何してるの〜？」

『お昼食べて、ポケモンと遊んでいたんです。


……ユウリさんも食べます？』

「良いの!? ありがとう!!
実はお腹ペコペコで…」


えへへと笑うユウリさんはものすごく可愛かった。

ホップさんなんて顔赤くなってたし……



『温め直してくるので少し待ってて下さい。


あ… ポケモン出してて良いですよ』

「じゃあお言葉に甘えて……みんな出ておいで!!」


そう言ってボールから出したのは、ジメレオンとアオガラス,ヒメンカ,ガーディの四体だった


さらに賑やかになったな〜



そんなこと考えながら温め直したカレーをユウリさんに渡すと嬉しそうに受け取ってくれた。

「スレナちゃんなんかさっきと変わったね」


カレーを食べながらユウリさんはそう言った。

『そ、そうですか？』

「うん!! 表情はあんまり変わってないけど


雰囲気がなんかこう…楽しそうだな〜って」

『そっか…私、楽しいんだ……』


久しぶりに感じた楽しいという感情は、とても心地良いものだった。





「あっ!! 今スレナちゃん笑ったでしょ！

せっかく可愛い顔してるんだから、帽子外せば良いのに……」

『いつ私の顔みたんですか!?』

「さっきちらっと……
もしかしてダメだった？」

『いやそう言うわけ、じゃないんですけど…』

「そういえば、オレ…
スレナの顔どこかで見たような……」

「私も思った!!!
私たちどこかで会ったことある？」

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