436話 ページ4
「行くぞ、アレム!」
「チルー!!!」
ボールから飛び出したアレムは大きく一周して高らかに鳴く。
鋭く尖ったようなソプラノの声は空気をビリビリと震わせた。
『お願い、ライト!』
「ブラッキ!」
「だいもんじ!」
小さな嘴からは考えつかないほどの大きな炎がライトに迫る。
『躱してねがいごと!』
それを器用に避け、夜空を呼び出した。
流れる星に祈りを捧げ目を開ける。
「今だ!マジカルシャイン!」
そんなに時間はかかっていない。せいぜい一秒ちょっと。
その短期間でライトの目の前にまで広がっていた虹色の光は避ける暇もなく全てを包みこんだ。
『しっぺがえし!』
ライトならきっと。そう信じて声を張る。
目が眩んではっきり見えない中、確かに立ち向かう赤黒い光が見えた。
視界がはっきりしだした頃、目を開ければ小さな傷が癒されていくライトと大空を舞うアレム。
だけど明らかにアレムの様子が違う。
ライトを警戒していた。
『畳み掛けるよ、しっぺがえし!』
「上昇しろ!ソーラービーム!」
ひとつになったエネルギーは槍のようにアレムへ向かう。
当たったと思ったその時、その大きな翼を羽ばたかせ当たらない距離まで飛び上がり、逆に太陽のエネルギーを集めはじめた。
612人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もなか - あってますあってます!!めちゃめちゃ応援してます!! (2月9日 15時) (レス) @page15 id: 3fa804da04 (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - もなかさん» ホップくんが剣でユウリちゃんが盾、で合ってますかね?回答ありがとうございます! (2月5日 18時) (レス) id: 5e123991d9 (このIDを非表示/違反報告)
もなか - 勝手な想像なんですけど、ユウリちゃんが盾...というより、ホップの剣のイメージが強いので、盾ですかね?(回りくどくてすみません) (2月5日 16時) (レス) @page13 id: 3fa804da04 (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - もなかさん» まずそんなにいくつも受けてること自体凄いですね!なのに全部!本当におめでとうございます!少しでも支えになれていたのなら嬉しいです!こちらこそ素敵な報告ありがとうございます! (1月29日 23時) (レス) id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
もなか - あの、すみません、自慢していいですか?しますね、なんと私立、第一、第二、第三志望全て受かりました。もしかしたら目が腐っているかもしれません。もし本当受かっていたのだとしたら、この小説で息抜きしてたおかげです、本当にありがとうございます!! (1月29日 16時) (レス) @page12 id: 3fa804da04 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:パティあす | 作成日時:2024年1月9日 23時