452話 ページ20
どこから出てきたのか、椅子や机を初めとした大きな瓦礫達が宙へ浮かぶ。それらは明らかにルミアを狙っていた。
「そっちはもう危険だ！降りてこい！」
オレたちがいるこの場も危険だが、いつまでもアレムが逃げ切れるわけじゃない。何かあったとき空よりは近くにいてくれた方が助けられるはずだ。
その思いは正確に伝わったようで、瓦礫の間を掻い潜って降り立つ。アレムのおかげで怪我はひとつも無く、問題は無さそうだ。若干目が回ってふらついている以外は。
視線を空に戻す。渦そのもののような姿になったムゲンダイナは大きな手をこちらに向けていた。
「どうするキバナ。
こっちは変わらずダイマックスできないぞ」
「そんなもん、バトルで落ち着かせるしかないだろ！
ストーンエッジ!!!」
「だよな！リザードン、エアスラッシュ！」
「ユウリ！スレナ！オレたちも一緒にやるぞ！
バイウールー！すてみタックル！」
「うん！ストリンダー、ばくおんぱ！」
『コスモ、ふぶき！』
五体のポケモンの技がそれぞれムゲンダイナに当たる。
しかし、あの手のような甲羅が全てをはじき飛ばしてしまった。
「バイウールー！
なんだあ！？技が出せないぞ！」
やっぱり攻撃を通すには伝説のポケモンを呼ばないとダメらしい。その鍵を握るのはユウリ達だったか。
「諦めるな！もう一回だ！」
ダンデの号令に全員が再び同じ技を繰り出す。だが、結果は同じでさらに溜め込んでいたエネルギーを解放するように無数の光線がオレたちを襲った。
「ストリンダー！」
「バイウールー！」
幸いルニのサイコキネシスのおかげで大きな怪我には繋がらなかったが、ユウリとホップのポケモン達とジュラルドンは目を回し、コスモとリザードン辛うじてといった様子だった。
「なんて破壊力だ……
ホップ！ユウリ！剣と盾だ！
なんか取りに行ってたんだろ！？」
「そうだ忘れてた！まどろみの森で
剣と盾を見つけたんだった！」
二人が取り出した古びた剣と盾が一瞬、淡く光る。
その光を嫌ったのか再びコアを覆い隠しパワーを溜めていた。
「来るぞ！」
「こうなったら一か八かだ！ユウリも盾を頼む！
ボロボロでもなにか起きるかもな！」
「わかった！」
「危ない避けろ！」
今にも攻撃しようとせんムゲンダイナに怯むことなく二人は前に出てそれぞれ構える。ルミアを抱きかかえ衝撃に備えたが、その攻撃がここまで届くことはなかった。
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もなか - あってますあってます!!めちゃめちゃ応援してます!! (2月9日 15時) (
レス) @page15 id: 3fa804da04 (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - もなかさん» ホップくんが剣でユウリちゃんが盾、で合ってますかね？回答ありがとうございます！ (2月5日 18時) (レス) id: 5e123991d9 (このIDを非表示/違反報告)
もなか - 勝手な想像なんですけど、ユウリちゃんが盾...というより、ホップの剣のイメージが強いので、盾ですかね?(回りくどくてすみません) (2月5日 16時) (レス) @page13 id: 3fa804da04 (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - もなかさん» まずそんなにいくつも受けてること自体凄いですね！なのに全部！本当におめでとうございます！少しでも支えになれていたのなら嬉しいです！こちらこそ素敵な報告ありがとうございます！ (1月29日 23時) (レス) id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
もなか - あの、すみません、自慢していいですか?しますね、なんと私立、第一、第二、第三志望全て受かりました。もしかしたら目が腐っているかもしれません。もし本当受かっていたのだとしたら、この小説で息抜きしてたおかげです、本当にありがとうございます!! (1月29日 16時) (レス) @page12 id: 3fa804da04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パティあす | 作成日時：2024年1月9日 23時
