４話 ページ5
Side光一
「わぁ！ やっぱりＫＺの人達ってサッカー上手だね！」
健太がニコニコの笑顔で振り返る
「それにカッコいいし…僕もＫＺ入ってみたいなぁ…」
まず、健太は勉強をきちんとしないと秀明にすら入れないと思うぞ？
「ほんとにすごいわね…特に今、すみれとボールを取り合っている人…」
クリスがグラウンドを指差しながら、つぶやく
『あの人は、ＫＺのエースストライカーの若武和臣。 不動のトップ下って呼ばれているらしい』
「徳川くんはこんなことにもくわしいのね」
『昨日、軽く調べてみたんだ』
俺たちが話している間にも、２人のボールの取り合いは激しくなっていく
若武和臣サンがいろんなテクニックを繰り出して、すみれをかわそうとするも、なかなか上手くいかない
すみれも、若武サンからボールを奪おうとするも、上手くいかない
このままでは終わらないと判断したのか、若武サンが体の方向をグルンっと変えて、パスを出す
パスがしっかり受け取られたのを確認するとダッとゴールに向かって走り出す
「黒木っ！俺にボールを戻せ！」
蹴られたボールがみんなの頭上をとおって、若武サンに届く
若武サンがシュートを放つ
思っいっきり蹴られたボールが、止めようとしたすみれの横をかすめて、ゴールへと向かっていった
「入るか…？」
試合に見入っていた和馬がボソッと声をもらす
ボールを止めようとしたキーパーの手をかすめて、ボールはネットをゆらした
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かっち(プロフ) - 面白かったです！続き気になります！更新頑張って下さい！ (2022年7月10日 18時) (
レス) @page6 id: 1b6cbbdaba (このIDを非表示/違反報告)
なな - 面白いです、また更新してほしい (2020年12月29日 21時) (レス) id: ad50000ee3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅがー | 作成日時：2020年5月24日 17時
