２話 ページ3
Side光一
「こ、う、い、ちっ！」
どんっ！と俺の机に両手をつくすみれ
机が壊れるぞ？
仕方なく、読んでいる本を閉じてすみれに目をむける
「ＫＺって知ってるでしょ？」
『あぁ』
ＫＺっていうのは、今話題をサッカーチーム。
確か、秀明っていう塾の生徒で成績の良いやつらを集めたサッカーチームだ。
文武両道で老若男女から大人気
で、それがどうしたんだ？
「うちの学校のサッカークラブがにＺと練習試合するの！ それにね私も助っ人として出させてもらうんだ！」
『それは良かったな』
「で、光一も試合見に来ない！？」
日曜日は本を読もうと思っていたけど、ＫＺか…
『見に行く』
「やった！この調子なら、世界一クラブ全員集まるかも！クリスと健太も来てくれるって」
クリスと健太も来るのか
『和馬は？』
「私これから、練習があるから、光一誘っといてよ！」
すみれがランドセルをしょってダダダっと逃げていく
「仲いいんだし、よろしく！」
『ちょっ』
また、押し付けられた…
しかたない、聞きに行くか
とても、来るようには思えないけど…
2組の教室を覗き込むと目にも止まらぬ速さで和馬がやってくる
「どうした？」
『ＫＺって知ってるだろ？』
軽く頷きながら和馬が答える
「あぁ…まぁ」
『そのＫＺとすみれが練習試合をするらしいんだ。それで見に来ないかって』
1…2…3…秒と沈黙が続く
「行く」
『ん、じゃあ すみれに伝えとく』
和馬来るのか意外だな
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かっち(プロフ) - 面白かったです！続き気になります！更新頑張って下さい！ (2022年7月10日 18時) (
レス) @page6 id: 1b6cbbdaba (このIDを非表示/違反報告)
なな - 面白いです、また更新してほしい (2020年12月29日 21時) (レス) id: ad50000ee3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅがー | 作成日時：2020年5月24日 17時
