Sleep ページ14
『ん……んぅ、れ。？
あっ!!れーさんおはようございます
他の方は？』
「おや、おはよう嬢ちゃん
薫くん達なら帰ったぞい、練習は明日からじゃし。嬢ちゃんもよく眠っておったしのう」
『すみません……でも久々によく眠れました。
このベッド素敵ですね、いい匂いで安心します』
「……そうかえ。」
軽音部の窓から外を覗けば、ちょうど良い暗がりで随分と心地がよい。気持ちよさそうに眠る嬢ちゃんを起こすのも忍びなくて、受け取った楽譜を眺めておったらこんな時間になっていた。
「あぁ……そういえば、この曲だけパート分けが３人なのじゃが」
『え"っ……』
数ある曲の中で一つだけ、3色で色分けされた楽譜が混じっておった。どう考えてもミスとは思えぬし、我輩たちにはちと不自然じゃ。
『実は……つい手が先走ってしまって。
零さんが一時組んでいたユニット、なんでしたっけ？』
「…………もしかして、デッドマンズのことかえ？」
『あっ、それですそれ！！
なんかついインスピレーションが湧いてきて、デッドマンズの曲も作っちゃったんですよね。渡す気はなかったんですが……他の楽譜に紛れちゃってたみたいです』
デッドマンズを組んでいたのは1年も前のほんの一瞬ことで、今と昔じゃ我輩もだいぶ変わっておる。我輩自身記憶の隅においやっていたというのに……。嬢ちゃんの口からデッドマンズの名が出るとは思わなかったのう
『最初はわかんなかったんですけどね。零さんの顔すごく綺麗ですし……見覚えがあると思ったら昔ライブ行ってましたよ。随分と変わったんですね、あの頃と』
「…………今の我輩は嫌いかえ」
『いいえ？どっちの零さんも好きですよ。
なんだか今日は弱気ですね、情緒不安定ですか？』
「まさか、そんなことは無い。
それよりほら、せっかく軽音部室におるのじゃから。普段はできない演奏でもしようではないか」
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ふぁる(プロフ) - AYさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです♪♪最後まで楽しんでいただけるよう頑張ります!! (2020年6月2日 23時) (
レス) id: 66c69d5d72 (このIDを非表示/違反報告)
AY - このお話大好きです。更新頑張ってください！！応援してます♪ (2020年6月2日 23時) (レス) id: b293a3810d (このIDを非表示/違反報告)
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