48話 ページ48
その後も案外簡単で
飛び降りたり
掴んで登ったり
運動部で運動好きな私としてはとても楽しかった
普段やらないような木登りや
1度やってみたいと思ってたガチのロッククライミング
泉の岩を飛び越えたり
ツタを使って木々を渡ったり
疲れると思っていたのに
この世界は重力が無いのか?
と思うほど身軽に動くことが出来た
木々を登り、降り
山を越える
人工的に作られたものも何個かあった
私はその場その場のものを使い
何とかみんなに食らいついていた
………
……
…
秋「…スタッ 休憩を入れる」
大きな大木を登ると秋人が休憩の声をかける
私はもうへとへとで登りきった瞬間倒れ込んだ
貴『チーン』
玲「Aちゃんお疲れ様!!
何にも使わずに登ったりするなんてすごいよ!!」
すごい!すごい!とはしゃぐ玲奈
…いや、何も使わないじゃなくて使えないだけだから
ダ「…ここまで、能力を使わないやつ初めて見たぞ!!
あっぱれじゃな!!」ガハハ
ダイゴまで玲奈に混じって褒め始める
…うん。ありがとう 静かにしてくれ
ロンガ「本当に何もできないのだな。
……身体能力は高いようだが」
ロンガさんも関心を持つようにこちらを見る
…私はさっきのことで顔が熱いと言うのに←
秋「食べれる時に食べておけ
このあとは本来魔物ゾーンなのだからな」
ダイゴ「?片付けてたのではないのか?」
秋「あぁ、片付けてはおいたが。
言っただろう?”本来は”と」
ダイゴを睨みつけるように見る
…なるほど。緊張感を持てってことか
秋人の目にまたしても恐怖を感じる
ダイゴも私と同じことを思ったのか
何も言わなかった
玲「…み、みんな。ご飯食べよう??」オソルオソル
ロンガ「モグモグ」
…ロンガさん相変わらずだな
会って2日目だけど
私も座り直しロンガさんが作ってくれたお弁当を開けた
中にはシンプルなおにぎりふたつとミニトマトと玉子焼き
ロンガさんって料理ちゃんとするんだ と感心し
おもむろに口に運ぶ
おにぎりはとてもいい塩加減で優しい味が広がる
…見た目からは全く想像できないな
何となくロンガさんに目を向けると
ロンガさんは黙々とおにぎりを食べている
…こう見ると顔がすごく整ってるのがわかるな
ロンガさんは目付きが悪く初めは怖そうなイメージだったが
謎に溢れ出るお兄ちゃんのオーラ
…なんか悔しくなってきたな。やめよ
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なこむペッパー(プロフ) - KAITOさん» ありがとうございます!!(T^T)更新遅くて申し訳ないのですがこれからもよろしくお願いします!! (2018年5月6日 12時) (レス) id: e3a404bae9 (このIDを非表示/違反報告)
KAITO(プロフ) - いつも応援しております。更新がんばって下さい! (2018年5月2日 18時) (レス) id: 2e93de1953 (このIDを非表示/違反報告)
なこむペッパー(プロフ) - ご指摘ありがとうございます!行間ですね…!もう少し開けてみます!ありがとうございます! (2018年4月4日 22時) (レス) id: e3a404bae9 (このIDを非表示/違反報告)
なこむペッパー(プロフ) - ご指摘感想お願いします! (2018年3月12日 18時) (レス) id: 0c73f9681f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なこむペッパー | 作成日時:2017年1月21日 23時