44 ページ46
Aside
・
朝帰りだ。
この歳になっての初めての朝帰り。
なんだかイケナイ事してるみたいな変な気分。
今日は仕事もあるから早朝家に戻っときたくて
さっきまで玉森さんに抱かれててふわふわした体で玄関の扉までたどり着いた。
カタン、と物音がして無意識に振り向くと
宏光の部屋のベランダからさくらが出てくるのが見えた。
・・・え?
そしたら宏光もベランダに出てきて二人でコソコソ話してるのが聞こえる。
話の内容までは聞こえないけど
私の見た事のない雰囲気の二人を初めて目の当たりにして思わず後ずさりした。
ガシャッ⋯
背中が扉に当たって音を立てる私に気づいた二人が同時にこっちを見た。
・・・・・・・
三人でお互い見つめあって
沈黙が流れる。
ドクドクと心臓が嫌な音を立てる。
震える手で二人に手を振って
無理やり微笑んだ。
この場にいたくなくてすぐに家に入って
玄関のドアを背にしゃがみこむ。
⋯やっぱり。
付き合ってたの?
いつから⋯?
どうして教えてくれなかったんだろう?
宏光がさくらに耳元で何か話してた顔が優しくて。
その顔が目に焼き付いて離れない。
気付いたら涙が溢れてて
声を殺して泣いた。
「っ⋯⋯!」
その時メールの通知音が間抜けな音で流れる。
震えた手で画面をタップすると
『無事に着いたかな?もう会いたい。』
玉森さんからのメールを見てまた新しい涙が零れた。
⋯これで良かったんだ。
宏光とさくら
私と玉森さん。
上手くまとまったってことよね?
私の選択は間違ってなかった。
何度も頭で言い聞かせるようにして自分の部屋に入る。
『無事に着いたよ。私も早く会いたい。』
そう返信してからベットになだれ込んで枕に顔を埋めて泣いた。
495人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
M※H(プロフ) - じゅんさん» 初めまして!!コメありがとうございます(^^)これからの三人の行方、見守って頂ければとおもいます!今日中にはアップしたい!(笑)希望(笑)しばらくお待ちください!ほんと、ありがたいですー(^^) (2018年9月14日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
M※H(プロフ) - はちみつミキティーさん» 初めまして!初コメ♪とっても嬉しいです!H、応援して頂けますか(^^)ありがとうございます!これからみっくんの気持ちと主人公の気持ち、どんどん複雑になっていきますよー?玉ちゃん押し切れるか?(笑)また遊びに来てくださーい♪ (2018年9月14日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - 初めまして!更新が待ち遠しいです! (2018年9月13日 23時) (レス) id: dccac60caa (このIDを非表示/違反報告)
はちみつミキティー(プロフ) - 初めまして!!毎回ドキドキしながら読んでます☆私、Hさんsideです(/ω\*)玉ちゃんと結婚しちゃうのってウズウズ_(:3 」∠)_更新楽しみにお待ちしてます☆☆ (2018年9月13日 21時) (レス) id: cab4bb16ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:M※H | 作成日時:2018年8月5日 15時