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二十話 ページ20

『わざわざ送ってくれなくてもいいのに』



少し薄暗くなった道でAが言う


街灯がつき始め、彼女の顔が鮮明に見えた


にこりと微笑んでいる彼女にドキリと目を逸らす



「いや、Aは女の子なんだから、危ないよ」



『あはは、そんなことないって


誰が私なんかを襲うんだよー』




冗談交じりに言うが、その答えは明確だった




「(俺の兄弟たちだろ…!!)」




送る、と言ってもAの家を知らないので半分ついていく形だが、



一人よりは、きっとマシだ




「そういえば、Aは演劇部入らないんだよな…」


テストのことをふと思い出し、残念ながらネガティブな方向へ思考が傾く



自分で出した賭けに自分が負けた



情けないッ!!!!



同時に恥ずかしいとも思ってしまう



Aと演劇をしたいと思ったのは純粋に、

彼女の演技がとても素敵だと感じたから



よく、ないものねだりと、いうけれど俺は彼女の演技力を欲しいと思った



そして更に今日十四松がAに抱きつくというハプニングの中、


俺はずっと俺がしたいと思っていたことを


難なくやり遂げた弟に嫉妬してしまった


オーマイゴット!!


一人、心の中で十面相をしているとAの顔が急に前に現れた


「近!?」


『だから、聞いてなかったの?





私は、演劇部入るって』

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設定タグ:おそ松さん , カラ松
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サクラ - 続き楽しみに待ってます! (2018年1月1日 1時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
晴松 - とってもすごかった また書いて欲しいです (2016年7月6日 23時) (レス) id: 19b08a3704 (このIDを非表示/違反報告)
勇敢戦士な私(プロフ) - カラ松が可愛いすぎてニヤけました!! (2016年7月3日 19時) (レス) id: 73d1463f13 (このIDを非表示/違反報告)
桃華(とうか)ですです。(プロフ) - 私も、サヨナラ、したを見てました♪これからも頑張ってください。( ^∀^) (2016年6月27日 16時) (レス) id: de53d93ef7 (このIDを非表示/違反報告)
右野葵(プロフ) - サヨナラ、したみてました!!青い傘面白いですね♪頑張ってください!! (2016年6月27日 2時) (レス) id: ac674f0db9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まちゃ | 作成日時:2016年6月27日 1時

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