【おそ松さん】青い傘

十六話 ページ16

カラ松について行き、ついに家の前まで来る


そして扉の引き手に手をかけ扉を開ける


開け…る



開………け…………………るない




うん、開けない


「やっぱ帰ろう」

『ここまで来て？！』

「多分みんないないと思う！」

『いないならしょうがな…』



パリン！

二階の窓が割れたと思えば後ろに野球ボールが転がる



『……いるよね』

「やだやだやだ！！！帰ろう！！」


私の手を引いて家の前から動かそうとする
そんなに嫌ならしょうがないか、と私も足を動かす

するとガラッと扉が開く音が後ろからした


「あれ？何してんの？」


カラ松の顔を伺うとサーッと血の気が抜けていた


「え！？カラ松！？そ、その女子…

ってえっ、

え、


えええええぇぇぇぇええぇぇえええ？！？！！？！」



カラ松に掴まれてる私の腕を見て赤いパーカーを着ているカラ松と瓜二つの男が叫んだ

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