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十五話 ページ15

「Aちゃん!」


扉の方から声が聞こえ振り向くと青いパーカーのカラ松がいた
その手にはお弁当箱を持っていて一緒にご飯を食べよう、とのことらしい


『今行くね!ちょっと待って!』


カバンの中をガサゴソとして目当ての弁当を手に取り顔を上げる

『どうしたの?モブ子ちゃん』


顔を上げると私の机の前にモブ子ちゃんが立っていた
何か言いたげな表情で思わず私もどうしたの
などと口を開いてしまう


「Aちゃん…!!
Aちゃんってカラ松くんと付き合ってるんだよね…
その、今度お話聞きたいんだけど…」


『え?カラ松となんて付き合ってないよ
つもりもないし!』


じゃ、と言ってカラ松のところへ行く
モブ子ちゃんはどこかホッとしたような表情だ


浮いた話がどうとか全く意識してなかったけど、

そうだ、

カラ松は男の子だった

柔らかい口調、弾けていない性格のせいで普通の友達と話す感覚で話していた


『カラ松って六つ子なの?』

「え!?どこでそれを!?

…ハッ」


元々シラを切るつもりだったのだろう自分の言った言葉に自分で驚いて両手で自分の口を抑えている


『クラスの子。誰とデートしてたんだーって言われてさ』

「デ?!デイト??でーと?デート…?」


『そんなことよりさ!私カラ松の兄弟に会いたいんだけど!
もっと早く教えてくれればよかったのに〜!』


「いや!だめだ!絶対だめ!」


『え、なぜに』

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サクラ - 続き楽しみに待ってます! (2018年1月1日 1時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
晴松 - とってもすごかった また書いて欲しいです (2016年7月6日 23時) (レス) id: 19b08a3704 (このIDを非表示/違反報告)
勇敢戦士な私(プロフ) - カラ松が可愛いすぎてニヤけました!! (2016年7月3日 19時) (レス) id: 73d1463f13 (このIDを非表示/違反報告)
桃華(とうか)ですです。(プロフ) - 私も、サヨナラ、したを見てました♪これからも頑張ってください。( ^∀^) (2016年6月27日 16時) (レス) id: de53d93ef7 (このIDを非表示/違反報告)
右野葵(プロフ) - サヨナラ、したみてました!!青い傘面白いですね♪頑張ってください!! (2016年6月27日 2時) (レス) id: ac674f0db9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まちゃ | 作成日時:2016年6月27日 1時

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